グリッドリーのスカイサーペント【Gridley Sky Serpent】
珍奇ノート:グリッドリーのスカイサーペント ― グリッドリーに現れた謎の飛行生物  ―

グリッドリーのスカイサーペントとは、アメリカのグリッドリー周辺で目撃された蛇型の飛行生物のこと。

当時の新聞記事以外に情報が無いため、便宜的にこの名称を用いることにする。


基本情報


概要


グリッドリーのスカイサーペントは、アメリカのカリフォルニア州グリッドリー周辺で目撃された蛇型の飛行生物である。当時の新聞記事によれば、体長約5.5メートルで、細長い胴体を持ち、巨大なトカゲやクロコダイルを連想させる姿だったとされる。体色は全体的に白っぽく、胴体の両側には計12本(6対)の脚あるいはヒレ状の突起が生えており、これらの翼のように羽ばたかせて空中を泳ぐように飛行していたという。

目撃については、1882年6月22日にカリフォルニア州グリッドリーの森林地帯で、地元の牧場主とその雇い人が木材の採集をしていたところ、風を切るような轟音と、さらに生物が唸っているような音も聞こえたので、頭上に飛行していたと伝えられている。この目撃報告は、地元紙『ザ・グリッドリー・ヘラルド』紙によって「空飛ぶ怪物(A Flying Monster)」として報じられ、同時に周辺住民からも同様の目撃談が寄せられたという。これらは19世紀のアメリカ各地で報告されたスカイサーペントの記録の中でも、生物的な描写が極めて具体的なものとして記録されている。

しかし、この事例を詳しく取り上げた例は少なく、高層大気に棲息するとされる大気獣を語る文脈で、関連する事例として多少触れられる程度に過ぎない。そのため、本事例に焦点を当てた詳細な分析は現在に至るまで確立されておらず、正体について語った情報も見つからなかった。

あくまで個人的な説にはなるが、目撃事例に挙げられる特徴が後年にインディアナ州クロフォーズビルで目撃された「クロフォーズビルの怪物」と酷似しているため、同種あるいは同個体だった可能性が考えられる。このクロフォーズビルの事例は有名で、大気獣を語る上で蛇型の代表的な例とされることから、グリッドリーのスカイサーペントも同様の大気獣に位置づけることができるだろう。

グリッドリーのスカイサーペントの特徴
・体長:約5.5メートル
・外見:細長い胴体を持つ「巨大なトカゲ」あるいは「クロコダイル」のような姿
・体色:全体的に白っぽい
・側面:胴体の両側に計12本(6対)の脚、またはヒレ状の突起が存在
・飛行:突起を波打たせ、空中を泳ぐように飛行
・備考:唸るような鳴声を発していた

クロフォーズビルの怪物との類似性



本記事で扱うグリッドリーのスカイサーペントと、前回取り上げたクロフォーズビルの怪物には多くの共通点が見られる。そのため、個人的には両者は同系統の生物、もしくは同種である可能性が高いと考えている。その根拠を以下に列挙する。

推定体長


・グリッドリー:全長約5.5メートル
・クロフォーズビル:全長約6メートル、幅約2.4メートル

→ いずれも同程度の大きさである。

体型および体色


・グリッドリー:細長い胴体を持ち、全体的に白っぽい
・クロフォーズビル:全身が白く、細長い円筒状。側面のヒレ(側翼)は赤い

→ 体型・基調色ともに似通っている。

外見のイメージ


・グリッドリー:巨大なトカゲやクロコダイルのよう
・クロフォーズビル:巨大な白いクジラのよう

→ 比喩表現は異なるが、いずれも巨大で細長い生物として認識されている。

身体的特徴


・グリッドリー:側面に6対・計12本のヒレ状突起
・クロフォーズビル:側面に複数のヒレ(3対計6枚、またはそれ以上)

→ 本数には差があるが、ヒレが体側に配置されている点は一致している。

生物的特徴


・グリッドリー:「ヒューヒュー」という奇妙な唸り声を発していた
・クロフォーズビル:苦しそうな唸り声を発していた

→ いずれも生物的な音声を伴っている。

飛行方法


・グリッドリー:ヒレを使い、空中を泳ぐように飛行
・クロフォーズビル:ヒレを使い、空を泳ぐように飛行

→ 飛行様式は完全に一致している。

データ


分 別 UMA、大気獣
目撃地 アメリカ(カリフォルニア州グリッドリー)
年 代 1882年
体 長 約5.5メートル
備 考 クロフォーズビルの怪物と類似する

目撃情報


1882年6月22日午前、アメリカのカリフォルニア州グリッドリーの森林地帯で、牧場主のJ. O.ロウリーとその雇い人が土地の境界柵を修理するため、木材を確保しながら木を伐採していた。そのとき、頭上から突如として「ゴーッ」という風を切るような大きな音が聞こえ、同時にまるで生き物が唸っているかのような「ヒューヒュー」という異様な音が周囲に響いた。二人が空を見上げると、樹木の頂上からわずか40フィート(約12メートル)ほどの距離を、巨大な怪物が悠然と飛行していた。

目撃された怪物の全長は約18フィート(約5.5メートル)で、姿は「巨大なトカゲ」あるいは「クロコダイル」に似ていたとされる。体色は全体的に白っぽく、胴体の両側には合計12本、つまり6対の脚(またはヒレ)のような突起が生えていた。目撃者の証言によれば、それらの突起は翼のように激しく羽ばたくか、あるいは空中を泳ぐように動かして推進力を得ており、怪物は時速約10マイル(約16キロメートル)ほどの比較的緩やかな速度で北西方向へ飛行したという。その後、二人の前から姿を消し、視界から完全に消え去った。

この事件は地元紙『ザ・グリッドリー・ヘラルド(The Gridley Herald)』で報道され、記事ではこの怪物を「A Flying Monster(空飛ぶ怪物)」と紹介している。報道の後、周辺住民からも「数日前に同様の飛行物体を目撃した」という証言が相次いだ。その翌週の記事では、6月20日にグリッドリーから少し離れたパンチョ・バレーでも、同様の怪物が空を横切るのを別の人物が目撃していたことも報じられた。当時の人々は、これが未知の生物なのかあるいは何らかの不吉な前兆なのかと大きな衝撃を受け、地元では大きな話題となったという。