クロフォーズビルの怪物 ― アメリカに現れた未知の飛行生物 ―

クロフォーズビルの怪物とは、アメリカで目撃された飛行するUMAのこと。
側面から生えた複数のヒレで、空中を泳ぐように浮遊していたといわれている。
基本情報
概要
クロフォーズビルの怪物は、1891年にアメリカ・インディアナ州クロフォーズビルで目撃された飛行するUMAである。巨体でありながら、体から生えたヒレのような突起を使って空を泳ぐように浮遊していたという極めて異例の報告から、後年ではスカイサーペントの先駆的事例として扱われることが多い。
目撃情報によれば、怪物は全長約6メートル、幅約2.4メートルほどで、細長く白い体を持ち、頭部には燃えるような赤い単眼があったとされる。体の側面には左右に複数の赤いヒレ状突起が生えており、これを魚のように波打たせて空中を移動していた。また、全身が幽霊のように白く光って見えた、体から熱気を感じた、唸るような不気味な声を発していたといった証言も残されている。
その形状については証言ごとに差があり、「シーツのように薄い長方形」「葉巻状の細長い円筒形」「巨大な白いクジラのような厚みのある生物」など、さまざまに表現されている。このため、後年には怪物が形状を変化させていた可能性を指摘する説も唱えられている。
最初の目撃は1891年9月4日深夜、町の氷工場で働いていた男性2人が、約100メートル上空を泳ぐ怪物を発見したことに始まる。翌日には、数百人の市民が街灯の周囲を円を描くように飛び回る怪物を同時に目撃し、この事件は地元紙『クロフォーズビル・ジャーナル』などで大きく報道された。その後、通信社を通じて複数州の新聞にも転載され、広く知られることとなった。
事件後、地元の大学教授は「渡り鳥の群れが街灯に照らされ、一つの巨大な怪物に見えただけ」と説明したが、目撃者たちは「鳥の羽ばたきとは異なり、単一の巨大生物がうねるように運動していた」と強く反論し、両者の見解は対立したままとなった。
この怪物の目撃はカメラが普及する以前の出来事であり、以降に同様の事例は確認されていないため、実在を裏づける物証は存在しない。現在では、その「生物と現象の中間」のような性質から、大気中を住処とする大気獣の一種、あるいはプラズマ状の未知の生命体であった可能性が、オカルトや未確認現象研究の分野で議論されている。
・体長:全長約6メートル、幅約2.4メートル
・側面:複数のヒレがある
・頭部:燃えるような赤い目(※目撃例による)
・体色:全身が白く、側面のヒレ(側翼)は赤い
・ヒレ:6枚(3対)、20枚(10対)などマチマチ
・備考:白く発光する、熱気を発する
形状の想像図
クロフォーズビルの怪物は目撃例によって形状が大きく異なる。それについては、飛行姿勢、観察角度、怪物の行動、などによって目撃者が異なる印象を抱いたという推論が立てられている。以下の3つの形態は、当時の目撃例をAIに解析させて作った想像図である。
通常形態

最も多くの証言に近いと思われる全体像である。細長く白い胴体をくねらせ、側面のヒレを魚のように動かして空を泳ぐ姿を指す。目撃証言にある「苦しそうにのたうち回っていた」という描写は、この形態で空中を推進する際の激しい全身運動を捉えたものと考えられる。
シーツ形態

「薄っぺらかった」という証言の元となった姿である。滞空時や旋回時、風になびく白い布のように体やヒレを大きく広げ、厚みのない状態で空を舞っている様子を再現させた。この「生物としての実体感に欠ける姿」を遠目や特定の角度から目撃したことが、幽霊のような白い影という報告に繋がったと推測される。
円筒形態

移動のために体を真っ直ぐに伸ばして飛行している状態である。この姿勢を真横から目撃した場合は細長い円筒状に見えるため、当時の目撃者が「円筒状」と表現したと考えられる。証言通り、先端には熱源とも目とも取れる赤い光を描かせている。
データ
| 種 別 | UMA、大気獣 |
|---|---|
| 目撃地 | アメリカ(インディアナ州クロフォーズビル) |
| 年 代 | 1891年 |
| 体 長 | 全長約6メートル、幅約2.4メートル |
| 備 考 | スカイサーペントの一種 |
目撃情報
1891年9月4日
1891年9月4日深夜2時頃、アメリカのインディアナ州クロフォーズビルの氷工場で働いていたマーシャル・バロンとビル・グレイの二人が、作業中にふと空を見上げた際に怪物を発見した。彼らの報告によれば、高度約100メートルの上空に、全長約6メートル、幅約2.4メートルの怪物が浮遊しており、それは「シーツのような帯状」あるいは「巨大で白く細長い円筒状」だったと形容された。
その怪物は体をうねらせながら空を泳いでおり、側面には左右に複数の赤い「ヒレ」のような突起があった。このヒレを激しく波打たせて移動しており、その動きに合わせて「苦しそうな唸り声」や「深い溜息」のような音が周囲に響き渡っていたという。恐怖を感じた二人は工場内へ逃げ込み、怪物が姿を消すまで外に出ることができなかった。
1891年9月5日
翌日の夜10時頃、怪物は再び姿を現した。それはメソジスト教会のスウィッツァー牧師とその妻を含む、数百人の市民によって目撃された。
街灯の明かりに照らされたその姿は、前夜の平たい印象とは異なり、まるで「巨大な白いクジラ」のような厚みのある生物として描写された。怪物は町の中心部にある街灯の周囲を、まるで光に集まる虫のように円を描いて飛び回り、その顔面には「燃えるような赤い単眼」が不気味に輝いていたという。
目撃者たちは怪物が発する「苦しげな喘ぎ声」とともに、肌を刺すような「熱気」を間近に感じ、あまりの恐怖にひざまずいて祈り始める者や、家の中に閉じこもる者が続出し、町全体がパニック状態に陥った。
この時、怪物は一度地上近くまで下降したが、驚いた市民たちが追いかけると、まるで彼らを避けるように再び急上昇して雲の中に消えていった。この「光源への執着」と「外敵から逃れるような意思を持った動き」は、単なる気象現象や無機物ではないとされる大きな根拠となっている。
後日談
事件の数日後、目撃者の一人であるスウィッツァー牧師は地元紙『クロフォーズビル・ジャーナル(Crawfordsville Journal)』の取材に対して「それは間違いなく血の通った恐ろしい生命体だった。鳥のように羽ばたくのではなく、蛇が水の中を泳ぐように空気を押し出すようにして進んでいた」と証言している。
また、別の目撃者は「怪物の体からは熱気のようなものが感じられた」とも語っている。これらの証言は、後の「大気獣(スカイサーペント)」の概念、すなわち「空を海のように泳ぐ巨大生物」というイメージを決定づけるものとなった。
その後、この怪物の正体について地元の大学教授は「シギ(渡り鳥)の群れの誤認」と結論づけたが、目撃した市民らは猛烈に反論した。その理由として、主に「単一の巨大な塊に見えたこと」「唸り声が騒音の中でもはっきり聞こえたこと」「ヒレの動きが羽ばたきではなくうねり」だったこと」の3点を挙げている。
スポンサーリンク
スポンサーリンク
|
|
コメント
0 件のコメント :
コメントを投稿