ケントのバット・ビースト【Bat Beast of Kent】
珍奇ノート:ケントのバット・ビースト ― イギリスで目撃されたコウモリのような人型UMA ―

ケントのバット・ビーストとは、イギリスのケント州で目撃された人型UMAのこと。

頭部の無い二足歩行の人型で、コウモリのような翼と水かきのある足を持っていたとされる。

同時にUFOが目撃されていることから、UFOとの関連性も指摘されている。


基本情報


概要


ケントのバット・ビーストは、イギリスのケント州で目撃されたコウモリのような人型UMAであり、UFO現象と関連づけられたUMA事例の一つとされる。1963年11月16日の夜、ケント州サンドリング・ロード周辺にて、4人の若者が「未確認飛行物体」および「コウモリ型の未確認生物」を目撃したことに始まり、後に「ケントのバット・ビースト事件」として知られるようになった。

目撃証言によれば、空から降下してきた未確認飛行物体は、卵型あるいはオーブ型の楕円形の物体であり、大きさは乗用車一台分程度だったとされる。その飛行物体は無音で自発光しており、空中に静止した後にサンドリング・パークの森の奥へと消えていったという。

若者たちがその光景に驚いていると、着陸地点と思われる方向の茂みが揺れ、そこから頭部のないコウモリのような姿をした人型生物が姿を現したとされる。その体長は約150cmで、背中には大きな翼、足には水かきのようなものがあり、よろめくような不規則な動きで近づいてきたため、4人は恐怖のあまり逃走し、最寄りの警察署に駆け込んだという。

事件から数日後の11月21日には、別の若者が近隣のサッカー場上空で奇妙な形状の飛行物体を目撃したと報告された。さらに11月23日には、現場を訪れたジョン・マクゴルドリック(民間研究者)が現地を調査すると、森の中で長さ60cm・幅23cmの足跡が3つ残されているのを発見したと主張し、周囲の植生が押し潰されていたとも語った。

12月には地元紙の記者が現場を再調査したが、新たな物証は得られなかった。ただし、茂みの一部が不気味な光を帯びていたと記録されており、この光は数日間持続したとされる。事件は新聞各紙に取り上げられ、1971年の『フライング・ソーサー・レビュー(英国のUFO専門誌)』では「ソルトウッドの怪事件」として紹介された。

なお、1970年代にUFO研究家のクリス・ウルフが事件を再調査し、目撃者への聞き取りや現場検証を行った結果、若者たちが見たものは「電車の光に照らされたカラスである」と結論づけた。ただし、カラスが「頭部の欠如」「巨大な翼」「水かきの足」「身長150cm」といった特徴を示した根拠については説明されていない。また、他の懐疑派は「単なるカカシの見間違いである」と主張した。

一方で、この生物の特徴はイギリスの未確認生物「オウルマン」との類似が指摘されており、さらに世界各地で報告される「モスマン」「フライブルク・シュレッカー」「マン・ドラゴン」「チェルノブイリの黒い鳥」など、災厄の前兆とされる怪異とも共通点が多いと指摘されている。

また、この事件が特に注目されている点として「UMAとUFO現象が関連づけられた初期の事例」とされる点である。若者たちは生物がUFOから出てくる瞬間を直接見たわけではないが、UFOの着陸と直後の生物出現という連続性から、両者の関連性が示唆されている。

このように「ケントのバット・ビースト事件」は、UFO研究と未確認生物研究の双方にまたがる特異な事例として、現在も議論の対象となっている。

ケントのバット・ビーストの特徴
・体長:約1.5メートル
・頭部:なし
・同部:大きなコウモリのような翼を持つ
・脚部:水かきのような構造がある

データ


種 別 UMA
目撃地 イギリスのケント州サンドリング・ロード周辺
年 代 1963年
体 長 約1.5メートル
備 考 UFOと同時に目撃された

目撃情報


1963年11月16日の夜、イギリス南東部ケント州サンドリング・ロード周辺において、4人の若者が空から降下する発光する楕円形の物体を目撃した。物体は無音で自発光し、乗用車一台分程度の大きさで、空中に静止した後、サンドリング・パークの森の奥へと消えていった。物体が木々の向こうに降り立った直後、茂みが揺れ、そこから頭部のないコウモリ状の人型生物が出現したとされる。

目撃者によれば、この生物は身長約約5フィート(約150cm)、背中に大きな翼を持ち、足には水かきのような構造があり、不規則によろめくように歩いてきたという。4人は恐怖のあまり逃走し、最寄りの警察署に駆け込んで証言を行った。

事件から5日後の11月21日には、別の若者が近隣のサッカー場上空で奇妙な形状の飛行物体を目撃したと報告した。さらに11月23日には、現場を訪れたジョン・マクゴルドリックが、森の中で長さ60cm・幅23cmの足跡が3つ残されているのを発見したと主張し、周囲の植生が押し潰されていたとも述べた。

12月11日には地元紙の記者が現場を再調査したが、新たな物証は得られなかった。ただし、茂みの一部が不気味な光を帯びていたと記録されており、この光は数日間持続したとされる。事件は新聞各紙に掲載され、1971年の『フライング・ソーサー・レビュー』では「ソルトウッドの怪事件」として紹介された。