モスマン ― 巨大な翼を持つ二足歩行のUMA ―

モスマンとは、主にアメリカで目撃されている人型のUMAのこと。
大きな赤い目を持ち、巨大な翼を広げて飛行するのが特徴とされている。
基本情報
概要
モスマンは、二足歩行の翼を持つ人型のUMAである。その名前から蛾を連想させるが、実際の外見は大型のフクロウに近く、色は黒や灰色、茶色など暗めの色調であることが多い。身長はおよそ7フィート(約2.1m)、翼幅は10〜15フィート(約3〜4.5m)とされ、高速で飛行する能力を持ち、離陸時以外はほとんど翼を羽ばたかせず垂直に急上昇することができる。
最大の特徴は大きな赤い目で、目撃者の中には胸部に目があるように見えたと証言する者もいる。モスマンを目撃した者は強い恐怖や心理的ストレスを経験することがあり、長期にわたって影響が残る場合もある。また、翼を折りたたんで歩く際にはペンギンのような独特の歩き方をするほか、時には車を追いかける行動も報告されている。さらに一部では、モスマンは災害の前触れとして現れると考えられており、世界各地の類似する未確認生物と共通点があるともいわれている。
モスマンの初出は『Point Pleasant Register』というアメリカのウェストバージニア州ポイント・プレザントの地元紙であり、その記事によれば、1966年11月15日夜に2組の若いカップルがウェストバージニア州ポイント・プレザント近郊で、赤く光る目を持つ巨大な翼の生物を目撃したと報じられた。この目撃者たちは、この奇妙な生物は身長約7フィートで背中に翼を折りたたんだ人型の姿だったと証言しており、その恐怖のあまり車で逃げ帰ったという。なお、この新聞記事では未確認生物の名前は具体的に挙げられてなかったが、同時期の他の新聞報道で「モスマン」と名付けられたとされている。
モスマンの正体について、科学者や研究者の間では見間違えや誇張による解釈であると考えられており、最も有力な説としては大型のワシやフクロウなどの猛禽類だといわれている。目撃者が夜間に赤く光る目を見たと報告については、鳥の眼の反射や自動車のライトの反射であり、これが目撃者が恐怖や不安などの心理的な動揺によって誇張され、誤った形で記憶されているものだと考えられている。
このように、多くの合理的解釈ではモスマンは超自然的存在ではなく、夜間の視覚的錯覚や恐怖体験が結びついた結果として誕生した伝説上の生物だと説明されることが多い。ただし、2025年現在においても目撃情報は報告されている。
・二足歩行の人型で大きな翼を持つ
・身長は約7フィート(約2.1m)、翼幅は10〜15フィート(3〜4.5m)以上
・色は黒・灰色・茶色など
・歩行時はペンギンのような歩き方をする
・飛行時は翼を広げて垂直に急上昇、その後水平飛行
・飛行速度は100mph以上で、ほぼ垂直に上昇可能
・頭がなく、赤い目が胸にあると報告されることもある
・顔や足の詳細は不明
・目を見るとトラウマになる場合もある
データ
| 種 別 | UMA、怪人 |
|---|---|
| 目撃地 | アメリカ(ウェストバージニア州)ほか |
| 年 代 | 1966年~ |
| 体 長 | 身長 約2.1m、翼幅 約13〜4.5m |
| 備 考 | 猛禽類の見間違え説が有力とされる |
目撃情報
・1966年11月12日:アメリカ・ウェストバージニア州クレンデニン
墓地で作業していた5人が、翼のある人型の存在を木々の間で目撃。
・1966年11月15日:アメリカ・ウェストバージニア州ポイント・プレザント(TNTエリア)
2組の若者が、赤い光る目と巨大な翼を持つ生物に高速で追われたと証言。
・1966年11月16日:アメリカ・ウェストバージニア州ポイント・プレザント周辺
複数の地元民(消防士など)が翼と赤い目の大きな飛行体を目撃。地元紙で報道。
・1966年11月中旬〜12月:アメリカ・オハイオ州、ペンシルベニア州など
目撃情報が断片的に報告される。
・1967年12月15日:アメリカ・ウェストバージニア州ポイント・プレザント
シルバー・ブリッジ崩落の直前・直後に複数の人物が赤い目の飛行体を目撃。
この後、ポイント・プレザント周辺での目撃報告は急減。
・1986年頃:ロシア・チェルノブイリ
原発周辺で「翼と赤い目の黒い鳥」を目撃したとの証言。
・1999年頃:ロシア・モスクワ
モスクワ爆破事件前に大型の飛行体目撃という報告。
・2000年頃:アメリカ・インディアナ州ゴーシェン・ダム付近
「翼のある飛行体」の目撃談。
・2001年6月:アメリカ・ウィスコンシン州ミルウォーキー
7フィート級の飛行体を目撃。
・2001年9月:アメリカ・イリノイ州バーウィン
複数人が目撃報告。
・2002〜2003年:アメリカ・ウィスコンシン州、イリノイ州
断片的な目撃報告。
・2011〜2020年代:アメリカ・シカゴ周辺
複数の“モスマン型”生物目撃報告(オヘア空港周辺含む)。
2017年、複数の独立証言が記録。
2020年9月、郵便局員が赤い目の翼ある存在を目撃。
・2009〜2013年頃:ラテンアメリカ
2009年、メキシコ北部で翼ある影が高速で追ったと報告。
2013年9月、チリ・サンティアゴで2m級の翼ある飛行体目撃。
・2020年以降:アメリカ南部・中西部など
SNSや掲示板などで目撃情報が投稿される
サウスカロライナ州、イリノイ州、オクラホマ州、ニューメキシコ州、アリゾナ州など。
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