エルサレム事件【Jerusalem UFO Incident】
珍奇ノート:エルサレム事件 ― Youtubeで拡散されたUFO映像事件 ―

エルサレム事件とは、エルサレムの岩のドーム上空で発生したとされるUFO目撃事件のこと。

2011年に、現場で撮影したとされる複数の映像が YouTube に投稿される形で拡散された。

これらの映像は現在も閲覧可能だが、その真贋については疑義がある。


基本情報


概要




エルサレム事件(岩のドームUFO事件)は、2011年にイスラエル・エルサレム旧市街の「岩のドーム」上空で撮影されたとされるUFO映像をめぐる事件であり、複数の動画が同日に公開されたことで世界的な注目を集めた。宗教的聖地の真上に謎の発光体が出現したという点から、インターネット上で広く議論を呼んだ事例である。

2011年1月28日深夜、エルサレム旧市街の岩のドーム付近で、白色の発光体が上空に静止している様子が複数の動画に記録されたとされる。映像では、光点がゆっくりと下降し、岩のドームの真上で一瞬静止した後、強い閃光を放って急上昇する様子が映っている。これらの映像は YouTube にほぼ同時期に投稿され、異なる撮影者・異なる角度からの記録と主張されたため、当初は「複数の独立証言による高信頼度のUFO映像」として扱われたが、その独立性については早い段階から疑問も呈されていた。

発光体は小さく、形状の詳細は不明だが、白色の球状光として記録されている。動きは滑らかで、下降 → 静止 → 閃光 → 垂直上昇という特徴的なパターンを示していたとされる。飛行音は映像からは確認されず、周囲の観光客とされる人物の驚きの声が収録されている。

事件後、映像は世界中で拡散し、UFO研究家や映像技術者による検証が行われた。投稿直後は、複数の動画が同日に公開されたことから「独立した複数の撮影者が同じ現象を捉えた」と受け取られ、真性UFO映像として注目を集めた。発光体が下降・静止・閃光・急上昇するという特徴的な動きを示していたこともあり、当初は肯定的な反応が多かった。

しかし、後年の詳細な解析が進むにつれ、複数の動画がフレーム単位で同じ動きを示している点や、一部映像に不自然な光の反射・露光挙動・編集痕跡が見られることが指摘され、CG合成によるバイラル動画とする見方が有力視されるようになった。また、撮影者の身元が不明確であること、動画の投稿タイミングが異常に近いこと、そして現地住民や観光客による一次的な目撃証言が確認されていないことなどから、意図的に作成されたバイラル動画である可能性も議論されている。

エルサレム事件が特に注目される点は、宗教的聖地である岩のドーム上空に発光体が出現したという象徴性、複数の動画が同日に公開されたという異例の状況、そして映像の真偽をめぐる激しい論争である。現在では、専門家や研究者の多くが「フェイクの可能性が極めて高い」と評価しており、事件の信頼性は低いと評価されることが多い。

データ


種 別 光球型UFO
目撃地 イスラエル(エルサレム旧市街・岩のドーム上空)
年 代 2011年
サイズ 不明
備 考 当時は話題になったが、現在はCGによるフェイク説が有力視される