仁頃事件【The Nikoro Incident】
珍奇ノート:仁頃事件 ― 北海道で発生したイカ型宇宙人によるアブダクション事件 ―

仁頃事件とは、1974年に北海道で発生したUFOアブダクション事件のこと。

北見市仁頃町に住む男性が、イカ型宇宙人に連れ去られたことに始まるとされる。

その後、友好的に交信するようになり、宇宙旅行などを体験したとされている。


基本情報


概要


仁頃事件(にころじけん)とは、1974年に北海道北見市仁頃町で発生したとされるUFOアブダクション事件である。農業従事者の藤原氏が、宇宙人との接触、UFO内部への搭乗、宇宙空間への移送体験など、極めて特異な体験をした珍しいケースとして知られている。日本国内では、甲府事件や介良事件と並び「日本三大UFO事件」の一つとして紹介されることもある。

1974年4月6日午前3時頃、藤原氏が仁頃町の自宅で就寝していたところ、飼い犬が煩く吠えることに目を覚ました。さらに戸を叩く音に気づき、様子を伺おうと戸を開けると、そこには身長1メートルほどのイカ型あるいはヒトデ型の宇宙人が立っていたとされる。また、宇宙人の背後には直径約8メートル、高さ約1.5メートルのオレンジ色に発光する円盤型のUFOが浮かんでいたという。

その後、宇宙人が熱風を吹きつけてきたため、藤原氏は逃げようとしたが、ほどなくしてUFOに吸い上げられたと証言している。UFOの船内にて、宇宙人が手足を拘束しようとしてきたので、藤原氏は必死に抵抗してUFOから脱出したとされる。すると、そこは自宅から3.5kmも離れた村であったという。そこから知人宅に避難すると、そこで指が震えるなどの変調が起こり、テレパシーなどの超能力が芽生えたと主張している。

2日後の4月8日午後7時、テレパシーによって宇宙人からコンタクトがあり、付近の山中に呼び出されたとされる。藤原氏が呼び出しに従って山中に向かうと、そこにはUFOが待機しており、再び吸い上げられて船内に入ったという。その際、宇宙人は前回と違って友好的で、そのままUFOで月を一周し、さらに地球を二周したと証言しているが、藤原氏は意識を失い、気づいたら雪上に投げ出されていたという。この際、藤原氏は宇宙人からテレパシーの受信機が体内に取り付けられたと告げられたという。これ以来、宇宙人とテレパシーで交信するようになったとされる。

5日後の4月13日夕方、再度UFOにさらわれ、今度は木星に連れて行かれたと主張している。その際、藤原氏の証言によれば、宇宙人とホースのようなもので結ばれた「ゴムのような服」を着用させられた後に木星へ降り立ったという。木星にて、藤原氏が宇宙人に「何か証拠になる品が欲しい」と頼むと、宇宙人はUFOの底部から石のようなものを1つ取り、ドリルのようなもので3つに砕き、その破片の一片を渡したと証言している。

この事件後、民間の雑誌記者やUFO研究家による取材が行われ、その内容は雑誌や書籍などを通じて公開された。それらによれば、接触してきた宇宙人は2億5千万光年にあるサモンコール銀河惑星連合に属する宇宙人であり、地球で起こる地震や噴火などの天変地異を遅らせる目的で地球にやって来たと説明されたという。具体的には、UFOで火山に岩を詰めて噴火を防いでいるのだという。これらの説明は藤原氏のスケッチとともに紹介された。

また、藤原氏が宇宙人から得たとされる超能力でスプーン曲げをした様子を目撃したという友人の証言や、UFOを捉えたとされるテープの存在、藤原氏が木星から持ち帰ったとされる破片の写真なども掲載された。さらに、二度目のアブダクション時の際に、近所の中学生が窓の外が強烈に光っているのに気がついて目覚めたが、恐怖で確認できなかったという第三者証言も掲載されたという。

しかし、木星から持ち帰ったとされる石は、X線検査で地球上の岩石の組成と変わらなかったという結果が出ている。また、事件の大部分は藤原氏本人の証言に依存しており、宇宙人の存在や宇宙旅行体験を実証しうる物証は確認されていない。そのため、本事件は日本のUFO史における代表的なコンタクティー事例として扱われる一方、懐疑的な立場からは当時のUFOブームの影響を受けた証言である可能性も指摘されている。

UFOの特徴
・形 状:円盤型(ドーム構造あり)
・発光色:オレンジ色
・サイズ:直径約8メートル、高さ約1.5メートル
・構 成:上部・中央・下部の三層構造
・上 部:輪状のアンテナがある
・中央部:操縦席や観測室があるとされる
・下 部:三本の脚状機構と円形の装置がある
・備 考:吸い上げるようにアブダクションした

宇宙人の特徴
・身 長:約1メートル
・体 型:頭部と手足に分かれるが異形(イカやヒトデのよう)
・外 観:イカ型・ヒトデ型と形容される
・頭 部:頭上に輪状のアンテナがあり、光やテレパシーを送る
・顔 貌:つり上がった目・鼻、横長の口
・皮 膚:粘り気のある黄色い肌で、青い無数の斑点がある
・手 足:指は無いが、電気や熱風を出すことができる
・備 考:テレパシーで会話をする

データ


種 別 UFO:ドーム型
搭乗者:異形型
目撃地 日本(北海道北見市仁頃町)
年 代 1974年4月
サイズ UFO:直径約8メートル、高さ約1.5メートル
搭乗者:約1メートル
備 考 情報が多いが、事実を裏付ける物証は無いとされる