マリアナUFO事件【The Mariana UFO Incident】
珍奇ノート:マリアナUFO事件 ― 映像記録が残った初期のUFO目撃事件 ―

マリアナUFO事件とは、1950年にモンタナ州の野球場で発生したUFO目撃事件のこと。

初期のUFO史において、8mmフィルムでUFOが撮影された貴重なケースとされている。


基本情報


概要




マリアナUFO事件は、1950年にアメリカ・モンタナ州グレートフォールズで発生したUFO目撃事件であり、UFO史の初期に映像記録が残された貴重なケースとして知られる。ケネス・アーノルド事件ロズウェル事件に続く初期のUFOブームの中で発生し、民間人による映像記録が残された点でUFO史において特に重要な位置を占めている。

1950年8月15日、地元野球チーム「グレートフォールズ・エレクトリックス」のゼネラルマネージャーであったニック・マリアナは、球場(レギオン・パーク)で「強い反射光を放つ2つの物体」が高速で飛行しているのを目撃した。

マリアナは即座に8mmカメラを取り出し、物体が上空を通過する様子を約15秒間撮影したとされる。映像には空を横切る2つの明るい光点が記録されており、証言ではこれらが円盤状あるいは楕円形に見えたとされるが、フィルム上では形状を特定できるほどの解像度はなかった。

マリアナは物体の速度を「航空機とは思えないほど速い」と述べ、2つの物体は一定の間隔を保ちながら編隊飛行していたと証言した。物体は太陽光を強く反射しており、金属的な表面を持つ可能性が指摘されたが、距離や高度が不明であるため、物体の大きさや速度の推定には後年まで議論が続いている。

事件後、マリアナは撮影したフィルムを空軍に提出し、空軍はこれを分析した。

初期の調査では、鳥の反射光や航空機の誤認など複数の可能性が検討されたが、決定的な結論には至らなかった。後年の空軍報告書では「反射光を伴う航空機の可能性が高い」とする見解が示されたものの、映像に映る物体の動きや光の強さが通常の航空機と一致しない点が指摘され、完全な説明にはなっていない。

マリアナは、空軍に提出した後にフィルムの一部フレームが欠落していたと主張し、これが事件の信憑性や空軍の対応に関する議論をさらに加速させた。空軍は欠落を否定したが、フィルム編集の経緯をめぐる不一致は現在も論争の的となっている。

マリアナUFO事件が特に注目される点は、民間人による映像記録が残されていること、そして空軍の調査にもかかわらず物体の正体が完全には解明されなかったことである。初期UFO史における映像資料として重要な位置を占め、現在でも肯定派・否定派の双方から分析と議論が続いている。

UFOの特徴
・形 状:円盤状または楕円形(映像では光点として記録)
・発光色:太陽光を強く反射し、白色〜銀色の強い輝きを放つ
・サイズ:不明(航空機より小さくは見えなかったとされる)
・動 き:2つの物体が一定間隔を保ち、水平に高速飛行する
・備 考:フィルムには2つの光点が横切る様子が記録されている

データ


種 別 円盤型または楕円形(光を放つ2つの物体として記録)
目撃地 アメリカ(モンタナ州グレートフォールズ)
年 代 1950年8月15日
サイズ 不明(航空機より小さくは見えなかったとされる)
備 考 映像は空軍に提出後に重要な数コマが消されて返却されたという