マンテル大尉事件 ― UFO追跡中に起こった戦闘機墜落事件 ―

マンテル大尉事件とは、1948年にアメリカで発生したUFO追跡中の戦闘機墜落事件のこと。
高高度を飛行する巨大な飛行物体を追跡中に、酸欠で意識を失ったことが墜落の原因とされている。
基本情報
概要
マンテル大尉事件は、1948年にアメリカ・ケンタッキー州で発生したUFO追跡中の戦闘機墜落事件であり、初期のUFO史で有名な事件の一つである。アーノルド事件やロズウェル事件に続く初期UFOブームの中で発生し、軍とUFOの関係を象徴する事件として扱われている。
1948年1月7日、ケンタッキー州上空に「巨大で明るい物体が高高度に浮かんでいる」との通報が複数寄せられ、州兵航空隊が調査のためP-51戦闘機3機を発進させた。編隊を率いていたのが、第二次世界大戦の戦闘経験を持つトーマス・F・マンテル大尉である。
マンテル大尉は上昇中に地上管制へ「巨大な物体を視認した」と報告したとされる。物体は太陽光を反射して強く輝いていたと伝えられ、動きは遅く、空中に静止しているように見えたという証言も残されている。マンテル機はさらに高度を上げて追跡を続けたが、P-51は加圧キャビンを持たず、酸素装備も不十分であったため、高高度(約6,000〜7,500m以上)での追跡は危険とされていた。
その後、マンテル大尉の無線は途絶え、P-51は墜落。大尉は殉職した。墜落地点の残骸は広範囲に散乱しており、機体は高速で地面に衝突したと推定されている。墜落の直接原因は、酸素欠乏による意識喪失が最も有力とされている。
事件後、空軍は当初、金星の誤認説を提示したが、後に高高度観測気球(スカイフックなど)であった可能性が指摘されるようになった。ただし、当時スカイフック計画は極秘であり、現場の隊員がその存在を知らなかった可能性がある。一方で、目撃者の中には「気球とは思えない巨大な金属物体だった」と証言する者もおり、物体の正体については現在も議論が続いている。
マンテル大尉事件が特に注目される点は、軍用機が未確認物体を追跡し、その過程でパイロットが死亡したという劇的な構図にある。事件は当時の新聞で大きく報じられ、UFO現象が「国家安全保障の問題」として認識される契機の一つとなった。現在でも、観測気球説を支持する立場と、未確認物体の存在を示唆する立場の双方から議論が続いている。
・形 状:不明(巨大で明るい物体と報告)
・表 面:金属質といわれる
・発光色:太陽光を反射した色
・サイズ:不明(巨大と表現)
・動 き:遅く飛行(高高度に静止とも)
・備 考:後年、高高度観測気球の可能性が指摘される
データ
| 種 別 | 発光体型UFO |
|---|---|
| 目撃地 | アメリカ(ケンタッキー州ゴッドマン空軍基地周辺) |
| 年 代 | 1948年 |
| サイズ | 不明(巨大とされる) |
| 備 考 | 公式見解は高高度観測気球の誤認とされる |
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