開封UFO金属片落下事件 ― UFOの金属片が回収された事件 ―

開封UFO金属片落下事件とは、1990年に中国河南省開封市で発生したUFO事件のこと。
上空にUFOが出現した後に金属片が落下し、それの回収・調査が行われたとされる。
また、金属片回収者が昏睡し、昏睡中に宇宙人を目撃したという話もある。
基本情報
概要
開封UFO金属片落下事件は、1990年に中国河南省開封市で発生したUFO事件である。未明の開封上空で多数の発光体が目撃され、その直後、市街地に謎の金属片が落下したとされる。中国のUFO史において「UFOの金属片が回収された事件」として知られ、後年の検証を含めて議論が続いている。
1990年6月23日午前3時頃、開封市の住民が上空に複数の光点が飛行するのを目撃した。光点は高速で移動し、突然消失したと証言されている。その後、市内の複数地点で「落下音」が聞こえ、現場には瓦片状の金属片が散乱していた。金属片は「瓦片状で、中央に脊状の厚みを持ち、両側が薄く広がる形状」をしていたと記録されている。
回収された金属片は銀白色で、表面は滑らかで軽量だった。回収後に加熱実験が行われたところ、酸素アセチレン炎でも溶けにくいほどの耐熱性を示したとされる。一方で、機械的な衝撃を加えると破砕できたという証言もあり、極端な超硬度を持つわけではなかった。
成分分析では、金属片はアルミニウム89.03%、マグネシウム6.84%、ケイ素3.83%、亜鉛0.30%などを含むアルミニウム合金系素材であるとされた。分析は洛陽725研究所の設備を用いて行われ、放射性反応は確認されなかったという。一方で、この組成のみから地球外文明由来であると断定することはできないとの見解も示された。
事件後、金属片の一部は地元当局や研究機関へ提出され、中国UFO研究会(CURO)やUFO専門誌『飛碟探索』が本件を大きく取り上げた。研究家らは現地調査や分析結果の収集を行い「中国における代表的なUFO金属片回収事件」として紹介した。一部の研究者は、既知の航空機部品とは異なる可能性を指摘している。
後年、中国中央電視台(CCTV)が本事件の再検証を行った際には、金属片は既存技術でも製造可能なアルミニウム合金系素材であるとの見解が紹介された。また、航空宇宙分野の専門家からは、人工衛星やロケット残骸の可能性も指摘されている。このため、金属片の正体については現在も統一した結論が出ていない。
本事件は、発光体の目撃、落下物の回収、金属片の分析、当局の関与といった複数の要素を含む点で、中国のUFO史において特異な位置を占めている。その一方で、金属片の由来については人工衛星やロケット残骸とする説も根強く、事件の信憑性や解釈については慎重な見方も存在する。UFO研究家の間では「中国版ロズウェル事件」と呼ばれることもあるが、一般的な評価としては「UFO騒動と謎の金属片が結びついた未解決事件」という位置づけが最も近いとされる。
金属片回収者にまつわる奇妙な証言
この事件では金属片回収の当事者にまつわる奇妙な証言も知られている。後年、中国UFO研究協会(CURO)の張某による追跡調査の中で、金属片を保管していた邢志祥(シン・シーシャン)が1991年に不可解な体験をしたと証言している。
邢志祥によれば、1991年11月頃、体調不良を感じながら勤務先へ向かう途中で意識が朦朧とし、そのまま昏倒した。病院へ搬送された結果、大規模な脳出血と診断され、医師からは危篤状態と判断されたという。しかし半昏睡状態の中で、邢志祥は「身長2メートル以上ある白衣姿の人型存在」を目撃したと主張している。存在たちは灰色の顔をしており、人間ではないように見えたという。邢志祥は「家にはまだやるべきことがある」と訴えたところ、その存在たちは立ち去り、その直後から意識が回復したと証言している。
邢志祥はその後回復し退院したため、自身は「宇宙人に救われた」と信じるようになった。一方で、当時の入院記録には実際に脳出血で治療を受けたことが残されているものの、医師側は「昏睡中の幻覚、あるいは創作である可能性が高い」として超常的解釈には否定的立場を示している。
データ
| 種 別 |
UFO:発光体型 宇宙人:巨大な人型 |
|---|---|
| 目撃地 | 中国(河南省開封市) |
| 年 代 | 1990年6月23日 |
| サイズ |
UFO:不明 宇宙人:約2メートル |
| 備 考 | CCTVで特集番組が放送された |
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