三角形型UFO ― 三角形の未確認飛行物体 ―

三角形型UFOとは、三角形あるいは三角形に近い外形を持つ未確認飛行物体のこと。
トライアングル型、デルタ型、ブーメラン型(V字型)などのUFOがこれに当たる。
基本情報
概要
三角形型UFOは、上から見て三角形あるいは三角形に近い外形を持つ未確認飛行物体である。1980年代以降に世界各地で多く報告されてきた形態の一つであり、単純に三角形と言っても多様なタイプが存在する。目撃例を整理すると「トライアングル型」「デルタ型」「ブーメラン型(V字型)」「ブラックトライアングル型」「その他」などに分類できると考えられる。
トライアングル型(Triangular UFO)は、三角形の各頂点に強い光源を備え、無音で低空を移動するという特徴がある。1980年にイギリスで発生したレンデルシャムの森事件で目撃されたUFOが代表的な初期事例の一つとされており、1990年代初頭に発生したイギリスで三角形UFOウェーブにおける目撃情報にもたびたび登場している。
デルタ型(Delta-shaped)は航空機のデルタ翼に似た幅広い三角形で、トライアングル型よりも“翼状”の印象が強い。ベルギーUFOウェーブで目撃されたUFOがこれに当たるといわれているが、トライアングル型といわれることもあるため、判別が分かれることがある。また、TR-3Bと呼ばれる極秘機体説との関連で語られることもあるが、その実在については確認されていない。
ブーメラン型 / V字型(Boomerang / V-shaped)は、V字型に並んだ複数の光が巨大な一体物として移動するように見えるという特徴がある。1997年にアメリカで発生したフェニックスの光事件に登場するUFOが有名だが、アメリカ以外でも目撃されている例が多く、ネットの掲示板やSNSなどで報告されるUFO目撃情報にたびたび登場している。
ブラックトライアングル型(Black Triangle)は、トライアングル型の中でもとりわけ黒色で巨大なものとして報告されるもので、無音飛行・低速移動・ホバリングなどの特徴を持つとされる。オーストラリアで発生したケリー・ケイヒル事件などが代表例であり、トライアングル型UFOの中でも外観的バリエーションとして扱われることが多い。
その他のタイプとしては、三角形に近いが角が三点存在しないものや、三日月型・編隊状の光点など幾何学的三角形に分類しにくいものがこれに当たると考えられる。例えば、空飛ぶ円盤(フライング・ソーサー)という言葉を生み出した事件で知られるケネス・アーノルド事件で目撃されたUFOは、三日月型あるいはブーメラン状の編隊飛行とされ、後の三角形UFO概念形成に影響を与えた初期事例の一つとされている。
こうした目撃事例から三角形UFOの特徴を見ると、トライアングル型(ブラックトライアングル型を含む)とデルタ型については、形状および特徴はおおよそ一致しており、各頂点および中央付近に発光する構造を備えていることが共通点として語られる。一方でブーメラン型(V字型)やその他の形状については、三角形型とは異なる編隊的・光学的現象である可能性も指摘されている。
いずれにせよ、三角形型UFOに関するUFO事件は、軍事記録・警察報告・映像資料など多様な形で記録されており、UFO・UAP研究において継続的に報告されている代表的な形態の一つである。なお、本分類は外見上の特徴に基づく便宜的なものであり、同一事例が複数の分類にまたがる場合や証言によって異なる形状で記録される場合もある。
・トライアングル型:三角形の各頂点に光源を持つタイプ
・デルタ型:航空機のデルタ翼に似た幅広い三角形状
・ブーメラン型(V字型):V字状に広がる光点や機体として観測されるタイプ
・ブラックトライアングル型:黒色の巨大な三角形として観測されるタイプ
・その他:三角形に近いが明確な頂点構造を持たないものなど
・サイズ:数メートル規模から航空機サイズ以上の巨大なものまで幅広い
・形 状:明確な三角形、デルタ翼状、V字編隊状など多様
・表 面:黒色の機体状・発光する点列・金属質など報告は分かれる
・飛 行:低速移動・静止・ホバリング・滑らかな加速などが多い
・飛行音:無音または極めて低騒音とされる例が多い
・挙 動:長距離移動、低空飛行、複数光点による編隊的運用などが報告される
・備 考:観測条件や証言差により同一事例でも形状解釈が分かれることが多い

TR-3B(ティーアール・スリー・ビー)とは、アメリカ軍の極秘機体と噂される「三角形型の航空機」または「反重力機体」を指す名称である。一般には“ブラックトライアングル型UFO”と関連づけられることが多いが、公式な存在は確認されていない。名称の由来や仕様は主にインターネット上の噂・証言・推測に基づいており、軍事文書や公的資料にTR-3Bという機体名は登場しない。
TR-3Bは、しばしば以下のような特徴を持つと語られる。
・黒色の巨大な三角形型機体
・無音飛行・低速移動・ホバリングが可能
・各頂点に強い光源を備える
・中央部にリング状の発光構造がある
・反重力推進(MFD:Magnetic Field Disruptor)を搭載している
これらの特徴は、1980年代以降に世界各地で報告されたブラックトライアングル型UFOの目撃証言と類似しており、TR-3Bはしばしば「ブラックトライアングルの正体」とする説が語られる。しかし、これらの主張は証言や未確認情報に基づくものであり、実在を裏付ける確証は存在しない。
TR-3Bという名称が広まった背景には、1990年代以降のインターネット掲示板、軍事系フォーラム、UFO関連書籍などで語られた“極秘航空機”の噂がある。特に、米軍のステルス機開発(F-117、B-2など)が長期間秘密にされていた事例が、TR-3Bのような未確認機体の噂を後押ししたと考えられている。
まとめると、TR-3Bは「実在する軍の極秘機体」とする説と「ブラックトライアングル型UFOに対する都市伝説」の間に位置する概念であり、UFO研究と軍事陰謀論との間で語られている存在である。
データ
| 種 別 | 三角形型UFO |
|---|---|
| 目撃地 | 欧米、オーストラリアほか |
| 年 代 | 20世紀~ |
| サイズ | 数メートル規模から航空機サイズ以上の巨大なものまで幅広い |
| 備 考 | 詳細な分類として トライアングル型、デルタ型、ブーメラン型(V字型) などがある |
目撃情報
1947年 アメリカ(ケネス・アーノルド事件) ― 三日月型
1947年、アメリカのワシントン州のレーニア山付近で、民間パイロットのケネス・アーノルドが高速で飛行する複数の未確認飛行物体を目撃した。物体の形状は三日月型に近いもので、物体の動きは「水面を跳ねる皿(ソーサー)のようだった」と証言された。この比喩が新聞で「空飛ぶ円盤(フライング・ソーサー)」として報じられたことで、円盤型UFOのイメージが世界中に定着するきっかけとなった。
1957年 アメリカ ― ブーメラン型(V字型)
1957年、アメリカ・オハイオ州シンシナティで、看護師の女性がV字型の未確認飛行物体を目撃したとされる事例が報告されている。後年のUFO研究者ブライアン・トンプソンの紹介によれば、女性は空を飛行するV字型の物体を目撃し、その2日後に異様な存在との遭遇体験を報告したという。この事例はヒューマノイド遭遇事例カタログ(HUMCAT)にも収録されているとされるが、当時の新聞記事や公式調査記録などの一次資料は確認されておらず、現在知られている情報の多くは後年の研究者による紹介に依存している。
1980年 イギリス(レンデルシャムの森事件) ― トライアングル型
1980年12月、イギリスの米空軍基地群であるレンデルシャムの森周辺で、複数の米空軍兵士が未確認飛行物体を目撃したと証言した。最初の夜、兵士たちは森の中に降下する赤色の発光体を確認し、接近したところ、黒色または金属質の三角形に近い形状の物体を目撃したという。物体の表面には奇妙な記号状の模様があり、周囲の木々を照らしながら静止していたとされる。
1989–1990年 ベルギー(ベルギーUFOウェーブ) ― デルタ型
1989年末から1990年にかけて、ベルギー各地で正体不明の巨大な三角形状UFOが多数目撃された一連の事件である。目撃者によれば、物体は黒色または暗色の巨大な三角形で、各頂点に強い白色光を備え、静音のまま低空を移動したとされる。都市部や郊外を問わず広範囲で観測され、複数の警察官や軍関係者も同様の物体を報告している。
ベルギー空軍は迎撃のためF-16戦闘機を出動させたが、追跡中にレーダー上で急激な加速・高度変化を示すものの、明確な捕捉には至らなかったとされる。光点が三角形状に配置された機体が複数回確認された一方で、単一物体ではなく複数の発光体である可能性も指摘されている。
1993年 イギリス(ダービシャー州の目撃例) ― トライアングル型
1993年、イギリス中部のダービシャー州の村落周辺で、夜間に巨大な三角形状の未確認飛行物体が低空を無音で通過するのを複数の住民が目撃したとされる事例である。物体は暗色の影のように見えたとする証言が多く、各頂点付近に光点が存在した可能性が示唆されている。
この時期、イギリス各地では同様の三角形UFOの目撃報告が相次いでおり、後に「1990年代初頭の英国三角形UFOウェーブ」の一部として扱われることがある。目撃対象は静音で移動し、従来の航空機とは異なる挙動を示したとされるが、個別事例ごとの証言には差異も多い。
1993年 オーストラリア(ケリー・ケイヒル事件) ― ブラックトライアングル型
1993年8月、オーストラリア・ビクトリア州の郊外を車で移動していたケリー・ケイヒルとその同行者が、夜空に静止する巨大な三角形状の発光物体を目撃したと証言した事件である。物体は複数の強い光を角に配置したような形状をしており、無音のまま低空に浮遊していたとされる。その後、目撃者たちは記憶の欠落や時間の喪失を経験したと述べており、付近では複数の人物が同様の光や異常現象を報告している。さらに一部証言では、周辺に人型の異質な存在が出現したとも語られている。
1997年 アメリカ(フェニックスの光) ― ブーメラン型(V字型)
1997年3月13日、アメリカのアリゾナ州を中心に、数千人規模の目撃者が巨大な三角形状の未確認飛行物体を目撃したとされる事件である。目撃者によれば、物体は複数の強い光を備えたV字型あるいは三角形状をしており、無音のまま低空をゆっくり移動していたという。物体は州北部から南部へ向けて長距離を飛行したとされ、警察官やパイロットを含む多くの証言が残されている。
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