楕円形UFO【Oval-shaped UFO】
珍奇ノート:楕円形UFO ― 楕円形の未確認飛行物体 ―

楕円形UFOとは、楕円状の外形を持つ未確認飛行物体のこと。

卵型・カプセル型・ティックタック型・ラグビーボール型などのUFOがこれに当たる。


基本情報


概要


楕円形UFOは、楕円状の外形を持つ未確認飛行物体の総称である。円盤型UFOと並んで古くから報告されてきた形態の一つであり、単純に楕円形と言っても多様なタイプが存在する。目撃例を整理すると「卵型」「カプセル型」「ティックタック型」「ラグビーボール型」「その他」に分類できると考えられる。

卵型(Egg-shaped)は、"ニワトリの卵のような形"と形容されるUFOを指し、パスカグーラ誘拐事件やヴァランソル事件などに登場するUFOがこれに当たる。その他にもいくつかの事例で卵型と形容されるUFO事例が存在するが、各事件の目撃場所や搭乗員に共通点は少なく、同一のものを指すとは言い難い。

カプセル型(Capsule-shaped)は、"錠剤のような形"と形容されるUFOを指し、いわゆるカプセル薬のような「円筒+丸い端」が特徴である。ソコロ事件に代表される形状であり、ソコロ事件においては着陸脚や紋章などの特徴が言及されている。

ティックタック型(Tic-Tac)は、"アメリカのミント菓子「TicTac」のような白色で滑らかな楕円体"を指し、2004年のニミッツ事件で有名になった。翼・窓・排気口などの構造が確認されないことが特徴で、近年のUAP報告において頻繁に言及される形態である。形状的にはカプセル型と近いが、現代UAP研究では独立した呼称として扱われることが多い。

ラグビーボール型(Rugby-ball / Ovoid)は、"ラグビーボールのような形"と形容されるUFOを指し、ヴァランソル事件やヴォロネジ巨大宇宙人事件に登場するUFOがこれに当たる。目撃事例が少なく、目撃場所や搭乗員に共通点が無いため、同一のものを指すとは言い難い。

その他のタイプとしては、楕円形だが上記のいずれのタイプにも属さない、あるいは他のタイプと形状が重複するものがこれに当たると考えられる。そもそも、円盤型や葉巻型も広義には楕円形に当たる。複数の分類の特徴を併せ持つ事例も存在し、事件の挿絵として描かれるUFOの形状が一様でないことがある。例えば、マリウス・ドゥウィルド事件がこれに当たると考えられる(下記の目撃情報を参照)。

こうした目撃事例から楕円形UFOの特徴を見ても、それぞれが独特な特色を備えており、明確な共通点は見出せなかった。それでも、楕円形UFOに関するUFO事件は、軍事記録・警察報告・映像資料など多様な形で記録されており、UFO・UAP研究において継続的に報告されている代表的な形態の一つである。なお、本分類は外見上の特徴に基づく便宜的なものであり、同一事例が複数の分類にまたがる場合や証言によって違った形状で記録される場合もある。

楕円形UFOの分類
・卵型:ニワトリの卵のような形状。近接遭遇や搭乗者目撃を伴う事例が多い
・カプセル型:カプセル薬のような形状。着陸事例も報告されている
・ティックタック型:ミント菓子「TicTac」のような白色で滑らかな楕円体
・ラグビーボール型:ラグビーボールのように両端が尖った楕円体
・その他:上記のいずれにも属さないもの、または複数の特徴を併せ持つもの

楕円形UFOの特徴
・サイズ:数メートル程度のものが多いが、大型機として報告される例もある
・形 状:卵型・カプセル型・ティックタック型・ラグビーボール型など多様
・表 面:白色発光体から金属質の機体まで様々
・飛 行:静止・垂直上昇・急加速などが報告される
・飛行音:無音とされる例が多いが、轟音や高周波音を伴う事例もある
・挙 動:着陸、搭乗者の出現、近接遭遇、誘拐などを伴う例が多い
・備 考:形状以外の共通点は少ない

データ


種 別 楕円形UFO
目撃地 欧米、ロシア、ニュージーランドなど
年 代 1950年代~
サイズ 数メートル程度のものが多いが、大型機として報告される例もある
備 考 詳細な分類として 卵型、カプセル型、ティックタック型 などがある

目撃情報


1954年 フランス(マリウス・ドゥウィルド事件) ― 楕円形



1954年、フランス北部カランで、住民マリウス・ドゥウィルドが線路脇に着陸した楕円形あるいはベル型の金属製物体と、小柄な二人組の存在を目撃したと証言した。接近した際、物体から強烈な白色光が放たれ、全身が麻痺したという。存在たちは物体へ戻り、UFOは上昇して飛び去った。現場には枕木の変色や圧痕が残ったとされている。

1957年 ブラジル(アントニオ・ヴィラス・ボアス事件) ― 卵型



1957年10月、ブラジルのミナスジェライス州サンフランシスコ・デ・サレス近郊で、農夫アントニオ・ヴィラス・ボアスが夜間に農作業を行っていた際、赤い星のような発光体が接近し、やがて卵型あるいは楕円形の飛行物体へと変化したと証言した。物体は三本の着陸脚を展開して畑へ着陸し、ボアスは小柄な人型存在によって機内へ連行されたという。

ボアスによれば、機内では身体検査のような行為を受けたほか、採血や各種の観察が行われたとされる。その後、彼は数時間後に解放され、地上へ戻されたという。事件は後年になって公表され、近代UFO史における初期のアブダクション(誘拐)事例の一つとして広く知られるようになった。特に、卵型UFOと搭乗者の目撃、船内体験の詳細な証言を伴う代表的な近接遭遇事件として語られている。

1959年 ニュージーランド(ブレナムUFO遭遇事件) ― 卵型



1959年、ニュージーランド南島マールボロ地方ブレナム近郊で、農婦が楕円形の発光体と、その内部にいる銀色のスーツを着た二人組の人影を目撃したと証言した。物体は緑色や橙色の光を放ちながら低空で静止し、上部の透明なドーム内に搭乗者が動く様子が見えたという。その後、高音を伴って急上昇し雲中へ消失し、現場には刺激臭が残ったとされる。

1963年 イギリス(ソルトウッドの怪事件) ― 卵型



1963年、イギリス・ケント州ソルトウッドで4人の若者が、夜空から降下してきた卵型〜オーブ型の発光UFOを目撃した。物体は乗用車ほどの大きさで無音のまま自発光し、空中で静止した後、森の奥へと消えたという。直後、着陸地点と思われる茂みから頭部のないコウモリ状の人型生物が現れ、翼と水かき状の足を持つ異形の姿で若者たちに接近した。数日後には別の目撃者が同様の飛行物体を報告し、現地調査では大型の足跡や押し潰された植生が見つかったとされる。UFOと異形の人型が連続して出現した、英国初期のUFO+UMA複合事例として知られている。

1964年 アメリカ(ソコロ事件) ― カプセル型



1964年、ニューメキシコ州ソコロで、警察官が白色の楕円〜カプセル型UFOが地上に着陸しているのを目撃したと証言した。物体は4本の着陸脚を持ち、側面には赤い紋章状のマークが確認されたという。近くには小柄な白衣の存在が2体いたとされ、UFOは強い轟音と炎を伴って垂直上昇し急速に離脱した。明確な形状・着陸痕・搭乗者の存在が同時に報告された代表的なカプセル型UFO着陸事件として知られている。

1965年 フランス(ヴァランソル事件) ― 卵型・ラグビーボール型



1965年、フランス南部ヴァランソルで、農夫がラベンダー畑に着陸した卵型あるいはラグビーボール型の金属質物体と、小柄な二人組の搭乗者を目撃したと証言した。接近した際、搭乗者の一体が筒状装置を向け、農夫は全身が硬直したという。物体は無音で上昇し消失し、現場には着陸脚の圧痕や土壌硬化、植物の枯死が残った。

1973年 アメリカ(パスカグーラ誘拐事件) ― 卵型



1973年、ミシシッピ州パスカグーラ川で夜釣りをしていた2名の男性が、背後からの異音とともに青白く発光する楕円体UFOの降下を目撃した。物体は全長数メートルの卵型に近い楕円体で、静止後に側面から灰色で手先がカニのハサミ状になっている3体の存在が浮遊するように接近してきたという。2名は身体が麻痺し、宙に浮いた状態で船内へ運ばれ、光に満ちた空間で機械的な検査を受けたと証言した。通報後、警察が密かに録音した会話には恐怖を語り合う声が残され、虚偽を打ち合わせる様子はなかったとされる。複数の証言・録音・後年の追加目撃が揃った、記録性の高いアブダクション事件として知られている。

1978年 イタリア(ザンフレッタ誘拐事件) ― 卵型



1978年、イタリア北部トリッリアで夜間巡回中の警備員ザンフレッタが、敷地内で赤く輝く巨大な楕円形(卵型)UFOを目撃したと証言した。物体は地上近くに静止し、強烈な赤色光で周囲の植生を変色させたという。直後に身長約3メートルの巨大な人型存在が接近し、ザンフレッタは無線で「人間じゃない」と叫んだ後に失神状態で発見された。現場には着陸痕・高熱痕・異常な足跡が残り、彼自身も異常高体温を示したと記録されている。

その後も複数回の誘拐体験を主張し、催眠下で船内での検査や巨大存在との接触を語った。赤い卵型UFOと巨大存在が繰り返し登場する、ヨーロッパ屈指の連続アブダクション事例である。

1989年 ソ連(ヴォロネジ巨大宇宙人事件) ― ラグビーボール型



1989年、ロシア・ヴォロネジ市の公園で、子どもを含む複数の目撃者が赤く輝く楕円体(ラグビーボール型)UFOの降下を報告した。物体は地上近くに静止し、周囲を強く照らしていたという。直後に身長約3メートルの巨大な人型存在と小柄な随伴存在が現れ、地面に奇妙な模様を残したとされる。UFOは存在の消失とともに上昇して姿を消し、楕円体UFOと巨大搭乗者が同時に観測された稀少な事例として知られている。

2004年 アメリカ(ニミッツ事件) ― ティックタック型



2004年、米海軍空母ニミッツ戦闘群がカリフォルニア沖で訓練中、レーダーが高度変化を繰り返す高速物体を複数回探知した。迎撃に向かったF/A-18のパイロットは、海面付近で白色の“ティックタック型”の滑らかな楕円体UFOを視認したと証言している。物体は翼・排気・突起を持たず、無音で急加速し、レーダー上でも常識外れの運動性能を示した。後にこの遭遇映像は国防総省により本物の海軍撮影映像であることが公式確認され、現代UAP議論の出発点となった代表的事例とされる。