海彦 ― 江戸時代に新潟県に現れた3本足の予言獣 ―

海彦(あまびこ)とは、江戸時代に越後国に現れたと伝わる妖怪のこと。
頭部から3本足が生えた異様な姿をしており、流行病の予言とその回避方法を言い残したとされている。
基本情報
概要
海彦は江戸時代に越後国(現・新潟県)に現れた妖怪で、豊作や流行病の予言を語る予言獣の一種とされている。
当時の瓦版によれば、天保15年(1844年)に越後国にて海中から海彦と名乗るものが現れて「年中に国の人口の7割が死滅するが、自らの姿を絵札にして持っておけば これを免れる」と言い残して去っていったという。
なお、瓦版にある挿絵は、頭部に人間のような耳・丸い目・突出した口を持ち、頭部から そのまま3本の脚が生えているといった、異様な姿になっている。
江戸時代の瓦版には海彦のような予言獣の記事が多く、類似するものに尼彦・尼彦入道・アマビエ・天日子尊・アリエをはじめ、くだん・神社姫・豊年亀などが存在する。
なお、これらの予言獣の語ることには「疫病・厄災を免れるには自分の姿を描いた絵を貼って置くこと」といった共通点が見られる。そのため、懐疑派からは「瓦版を売るための手法」「宗教家による布教活動の一環」という説も唱えられている。
・頭部は、人間のような耳・丸い目・突出した口という特徴があり、頭髪は生えてない
・胴部は、人間の首ような形になっており、そこから指のある3本足が生えている
データ
| 種 別 | 日本妖怪、UMA |
|---|---|
| 資 料 | 江戸時代の瓦版 |
| 年 代 | 江戸時代 |
| 備 考 | 予言獣の一種 |
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