天日子尊 ― 明治時代に新潟県に現れた獣人間のような予言獣 ―

天日子尊(あまひこのみこと)とは、明治時代に新潟県に現れたと伝わる予言獣のこと。
人間の頭部を持つ四足獣のような姿をしており、凶作の予言とその回避方法を言い残したとされている。
基本情報
概要
天日子尊は明治時代に新潟県に現れた怪物で、豊作や流行病の予言を語る予言獣の一種とされている。
明治時代の『東京日日新聞』によれば、明治8年の3月15日頃 越後湯沢にて、田の中から人を呼ぶ声がするので向かってみたところ、そこには人ではない異形の化物が立っていた。恐ろしくて誰も近づかなかったが、ある人が近づいて話を聞いたところ、その化物は「我は天日子(あまひこ)の尊(みこと)なり。今ここに出現した理由は、この村において これより7年間 凶作が続き、日に日に人口が減って今の半分になるだろう。予はこれを哀れんで諸人に知らせるべく現れた。これより、我の姿を写した絵を各家に貼り、朝夕 敬ひ祭れば、7年の災難を免がれるだろう」と言い残して去った。これにより、村の人々は各家の軒先に天日子尊の絵札を貼ったという。
なお、新聞記事にある挿絵は、人間のような顔で、胴体は体毛で覆われており、四足獣のように4本足で立つ、という姿になっている。
天日子尊のような予言獣の報告は江戸時代から多数あり、類似するものに尼彦・尼彦入道・海彦・アマビエ・アリエをはじめ、くだん・神社姫・豊年亀などが存在する。
なお、これらの予言獣の語ることには「疫病・厄災を免れるには自分の姿を描いた絵を貼って置くこと」といった共通点が見られる。そのため、懐疑派からは「瓦版を売るための手法」「宗教家による布教活動の一環」という説も唱えられている。
・目・鼻・口がハッキリした人間のような顔を持つ
・胴体は体毛で覆われている
・四足獣のように4本足で立つ
データ
| 種 別 | 日本妖怪、UMA |
|---|---|
| 資 料 | 明治時代の新聞記事 |
| 年 代 | 明治時代 |
| 備 考 | 予言獣の一種 |
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