グレイ / ゼータ・レティキュラン【Grey / Zeta Reticulan】
珍奇ノート:グレイ ― 世界一有名な人型エイリアン ―

グレイとは、地球に来訪しているといわれる宇宙人の一種のこと。

大きな頭部・アーモンド型の大きな目・灰色の肌・細長い四肢などの特徴がある。

世界的に知られ、エイリアン像のステレオタイプとして定着している。


基本情報


概要


グレイは、世界的に有名なエイリアンの一つであり、頭髪のない大きな頭部・アーモンド型の大きな目・未発達な鼻と口・細長い四肢といった特徴を持つ小柄な人型の異星人として知られている。世界中のエイリアン目撃情報において頻繁に登場する存在であり、特に1961年のヒル夫妻誘拐事件を契機として広く認知されるようになった。

このヒル夫妻誘拐事件においては、エイリアンに誘拐された夫妻が逆行催眠の中で「灰色の皮膚を持つ小柄な人型の存在が登場し、医療的な検査が行われた」といったエイリアンの特徴と行為について言及された。この証言は当時のUFO研究家やメディアに注目され、夫妻が描いたスケッチや特徴の説明が広く流布したことで、後に「グレイ」と呼ばれるエイリアンの外見的イメージが形成されていった。

当初は特定の名称が確立していたわけではなかったが、後にベティ・ヒルが描いた星図がゼータ・レティキュリ星系を示していると解釈されたことから、UFO研究家の間では彼らの出身地を示す名称として「ゼータ・レティキュラン(ゼータ・レチクル星人)」と呼ばれるようになった。しかし、この呼称は一般層には広まらず、灰色の皮膚という特徴から「グレイ」と呼ばれるようになり、書籍やメディアで繰り返し取り上げられたことで広く定着していった。

その後、グレイはエイリアン遭遇事例において頻繁に登場するようになり、外見や行動についての詳細が語られるようになった。衣服については、身体に密着した服を着ていたとする証言や、逆に衣服を着ていない滑らかな身体だったという描写もあり、統一した容姿は示されていない。また、言葉を発さずにテレパシーのような方法で意思を伝えてきたと語られることもあり、人知を超えた能力を持つ存在として言及されることもある。

グレイの分類については、後代の資料で小柄な作業員型の「リトル・グレイ」、背の高い「トール・グレイ」、鼻が比較的大きい「ラージノーズ・グレイ」などが存在すると語られることがある。しかし、これらの分類はヒル夫妻誘拐事件などの初期事例に基づくものではなく、その多くは後年のUFO研究や体験談の蓄積の中で形成されたものである。特に「ラージノーズ・グレイ」は一次資料での言及が少なく、陰謀論系の文献や創作作品の中で語られることが多い。

また、グレイというエイリアン像と類似するものとして、キジムナー・河童・ドーバーデーモンといった妖怪やUMAが挙げられることがあり、これらとの類似性や関連性を指摘する説が唱えられることがある。その他にも、魔術師アレイスター・クロウリーが儀式によって接触した「ラム」と呼ばれる超自然的な存在のスケッチがグレイに類似することから、両者の関連性を指摘する意見も存在する。

ただし、科学的にはグレイの存在を裏付ける物証は確認されておらず、公的にその実在を認めている国家や機関は存在しない。しかし、映画やテレビ、書籍などで繰り返し描かれたことで広く認知され、現代ではUFO文化を象徴する存在として定着している。特に『コミュニオン』『未知との遭遇』『Xファイル』をはじめとする作品群が、灰色の皮膚を持つ小柄な人型というイメージを強く印象づけ、現在では絵文字やアイコンにも採用されるほど一般的な異星人像として共有されている。

グレイタイプの特徴
・身 長:90〜120cm程度の小柄な体格とされる(大型の個体が報告されることもある)
・体 型:細身で華奢。筋肉の凹凸が少なく、全体的に滑らかな印象
・体 色:灰色の皮膚を持つとされ、光沢がある描写も存在する
・頭 部:頭髪がなく、大きく丸みを帯びた頭部が特徴
・顔 貌:黒く大きいアーモンド型の目、鼻は突起程度、口は細い切れ込み状とされる
・四 肢:細長い腕と脚を持ち、指は3〜4本とされることが多い
・服 装:密着したスーツのような服、あるいは衣服なしとされる(統一した容姿では無い)
・行 動:静かで機械的な動作を行い、観察・検査的な行為が語られる
・能 力:言語を発さず、テレパシーのような方法で意思疎通を行うとされる
・備 考:特徴の一部は逆行催眠下で語られた内容に基づく

グレイタイプの呼称
・グレイ(Grey):灰色の皮膚を持つ人型エイリアンを指す最も一般的な呼称
・グレイ・エイリアン(Grey Alien):英語圏で広く使用される正式名称
・ゼータ・レティキュラン(Zeta Reticulan):ゼータ・レティキュリ星系出身とする説に基づく呼称
・ゼータ・レチクル星人:ゼータ・レティキュランの日本語表記
・グレイ型宇宙人:日本のUFO・オカルト分野で用いられる分類名
・ロズウェル・エイリアン(Roswell Alien):ロズウェル事件との関連で呼ばれることがある通称
・EBE(Extraterrestrial Biological Entity):米軍・UFO研究界隈で用いられる「地球外生物体」の略称

グレイタイプの分類
・リトル・グレイ(Little Grey):最も一般的に知られる小柄なグレイ(ショート・グレイとも)
・トール・グレイ(Tall Grey):大型のグレイ。上位個体や指導者として語られることがある
・ラージノーズ・グレイ(Large-nosed Grey):比較的大きな鼻を持つとされるグレイの亜種

グレイタイプの登場する映像
ロズウェル宇宙人解剖フィルム(1995年)ロズウェル事件で回収された宇宙人の解剖映像(捏造と判明)
スキニー・ボブ(2011年)YouTubeユーザー「ivan0135」が公開したグレイの映像(KGB流出映像とされる)

グレイタイプの登場する映像作品
・未知との遭遇(1977年):友好的な小柄エイリアンを描いた作品
・コミュニオン(1989年):ホイットリー・ストリーバーによる遭遇体験記の映画化作品
・X-ファイル(1993年):グレイと政府陰謀論を結び付けた代表作
・ファイアー・イン・ザ・スカイ(1993年):トラヴィス・ウォルトンの体験談を基にした映画
・ダークスカイ(1996年):MJ-12や政府陰謀論とグレイを結び付けた作品
・宇宙人ポール(2011年):エリア51から脱走したグレイの「ポール」と人間の交流を描くSFコメディ

データ


種 別 宇宙人
目撃地 アメリカ、ヨーロッパ、日本ほか世界各地
年 代 1960年代~
サイズ 身長90~120cm程度(大型個体の報告も存在する)
備 考 代表的な分類としてリトル・グレイ、トール・グレイ、ラージノーズ・グレイなどが知られる

目撃情報


1947年 アメリカ(ロズウェル事件)



1947年、ニューメキシコ州ロズウェル近郊で発生したUFO墜落事件。現在ではグレイ型エイリアンと結び付けられることが多いが、当時の一次資料には宇宙人やその外見に関する記述は存在しない。後年のUFO研究やメディア作品によって、小柄で灰色の人型存在が回収されたというイメージが形成され、特に1995年の「ロズウェル宇宙人解剖フィルム」によってロズウェル=グレイという印象が広まった。

1961年 アメリカ(ヒル夫妻誘拐事件)



1961年、ニューハンプシャー州で深夜に走行中の夫妻がUFOに接近され、逆行催眠の中で船内へ連れ去られたと証言した。目撃されたエイリアンは灰色の皮膚を持つ小柄な人型で、大きな黒いアーモンド型の目、細い口、未発達な鼻を備え、医療的な検査を行ったとされる。

1967年 アメリカ(アンドレアソン事件)



1967年、マサチューセッツ州で女性が自宅に侵入した発光体と複数の人型存在に遭遇し、UFO内部へ連れ去られたと証言した。目撃されたエイリアンは灰色の皮膚を持つ細身の人型で、大きな黒い目を特徴とし、静かな動作とテレパシー的な意思疎通を示したとされる。

1975年 アメリカ(トラヴィス・ウォルトン事件)



1975年、アリゾナ州の森林で作業員が強い光に包まれUFOに吸い上げられ、船内で複数の人型存在と遭遇したと証言した。目撃されたエイリアンは小柄で痩せた体型を持ち、灰色の皮膚と大きな黒い目を備え、無表情で静かな動作をしていたとされる。

1976年 アメリカ(アラガッシュ誘拐事件)



1976年、メイン州でキャンプ中の男性4名が夜空の発光体に接近され、UFO内部で医療的な検査を受けたと証言した。目撃されたエイリアンは灰色の皮膚を持つ小柄な人型で、細長い四肢と大きな黒い目を特徴とし、観察・検査的な行為を行ったとされる。

1979年 アメリカ(ダルシー基地銃撃戦)



1979年、アメリカ・ニューメキシコ州ダルシー近郊の地下施設で発生したとされる異星人との銃撃事件。元米政府契約技術者を名乗るフィル・シュナイダーによれば、地下基地の建設作業中に作業員がグレイ型宇宙人の居住区へ侵入し、米軍関係者と大型グレイやレプティリアンとの間で戦闘が発生したという。この主張は、レプティリアンを地下基地に存在する異星人として扱うUFO陰謀論の一つとして知られている。

1994年 ジンバブエ(アリエル小学校事件)



1994年、ジンバブエの小学校で児童が校庭付近に着陸したUFOと黒い服を着た人型存在を目撃したと証言した。目撃されたエイリアンは大きな黒い目と細身の体型を持つ人型で、無言のまま児童に接近したとされる。

※グレイ型と解釈されることがあるが、原典では「黒服の人型」であり厳密には別系統。