タキワロ【崖童 / 滝童】
珍奇ノート:タキワロ ― 山口県萩市に伝わる河童のような妖怪 ―

タキワロとは、山口県萩市の大島や見島などに伝わる妖怪のこと。

河童のような妖怪で、川から海に移ると猿猴になるといわれている。


基本情報


概要


タキワロは、山口県萩市の大島や見島などに伝わる妖怪であり、河童の亜種として扱われることが多い。現地では、タキワロウ、タケワロ、タケワリ、タッキャローなどと呼ばれるとされる。

萩市の伝承などによれば、浜に近い崖などに現れる「顔の赤い童子」のような妖怪で、人に石を投げたり、相撲を挑んだりすると伝えられている。石を投げられた際には「石が当たった」と言えば投石をやめ、相撲を挑んでくる時には負けてくれるようにせがむが、言うとおりに負けてやると立つことができなくなるとされる。

また、梅雨時に山に現れるといわれることもある。さらに「タキワロは山に3年、川に3年棲み、海に入るとエンコ(猿猴)になる」と伝えられている。その他に、姿を見せずに音だけを発するとされたり、出会った人が長く患ったという伝承もある。また、その正体を「牛の亡魂」とする伝承も残されている。

データ


種 別 妖怪、UMA、伝説の生物
資 料 『見島聞書』、民間伝承ほか
伝承地 山口県萩市
年 代 不明
備 考 河童のような妖怪で、猿猴になるといわれている