豊年魚 ― 江戸時代に淀川に現れたイタチのような怪魚 ―
豊年魚(ほうねんぎょ)とは、江戸時代に淀川に現れた怪物のこと。
2メートルを越える巨大生物で、姿を現すと豊年になるといわれた。
基本情報
概要
豊年魚は、江戸時代に淀川に現れた怪物で、姿を現すと豊年になるといわれている。
当時の資料には「慶応2年(1866年)、淀川に奇妙な大魚が現れた。昔にも同じようなことがあり、その後 数年間は大豊年が続いた。よってこれを豊年魚と名付けた」と記されている。
なお、この豊年魚には、黒い背筋にコケが生えており、目は鏡のようで、姿はイタチ、足はカメに似ているという特徴が挙げられており、体長は約2.3メートル、重さは約70キロだったと記録されている。
豊年魚の資料はいくつかあり、一つは今でいうゴジラに似ているが、もう一つはサンショウウオに似ている。また、豊年魚の正体は長年淀川に棲んでいた巨大なサンショウウオであるという説も唱えられているようだ。
・体長 約2.3メートル
・体重 約70キロ
・イタチに似た姿
・カメに似た足を持つ
・背筋は黒く、コケが生えている
・目は鏡のようであった
データ
種 別 | UMA |
---|---|
資 料 | 江戸時代の資料 |
年 代 | 1866年 |
備 考 | サンショウウオという説がある |
資料
江戸時代の瓦版(1866年)
慶応2年(1866年)、この度 淀川のほとりに図のような大魚が浮かび出てきた。
昔もこのようなことがあったが、その後 数年間は大豊年が続いた。
今、再び この大魚が現れたのは大豊年の吉端だろうから、これを「豊年魚」と名付けた。
背筋が黒く苔が生えており、目は鏡のようで、姿はイタチに似て、足は亀のようである。
なお、体長はおよそ7尺5寸(約2.3メートル)、重さは20貫目(約70キロ)あった。
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