ファントムカンガルー ― 世界各地で目撃されるカンガルーのようなUMA ―

ファントムカンガルーとは、世界各地で目撃されるカンガルーのようなUMAのこと。
本来カンガルーが生息しない場所で発見されるカンガルーのような生物がこの名で呼ばれている。
基本情報
概要
ファントムカンガルーは、本来カンガルーやワラビーなどの有袋類が生息しない地域で目撃されるカンガルーのようなUMAである。外見は一般的なカンガルーとほぼ同じで、発達した後肢と長い尾を持ち、跳躍しながら高速で移動する姿が特徴とされる。体色は淡い茶色から黄褐色とされることが多く、目撃例によっては通常のカンガルーよりも大型であると語られる場合もある。ただし、報告される大きさや細部の特徴にはバラつきがあり、明確な共通像があるわけではない。
ファントムカンガルーの目撃情報は、1899年にはアメリカ・ウィスコンシン州で嵐の最中に庭を跳ね回るカンガルーのような動物が目撃されたという報告が最初期とされている。1934年にはテネシー州で、大型のカンガルーが犬を襲ったという話が伝えられ、1958年にはネブラスカ州で犬を追い回すカンガルーが目撃されたという報告が残っている。1974年にはシカゴ市内で警官が路地にいるカンガルーを目撃したとされ、1978年にはウィスコンシン州で不鮮明ながら写真が撮影された例もある。その後もアメリカ各地やイギリス、日本などで、カンガルーが本来存在しないはずの場所に出没したという目撃談が散発的に報告されている。
これらの報告に共通するのは「カンガルーとしか思えない姿」が目撃されている点である。多くの証言では、独特の跳躍する動きや体型が強く印象に残ったと語られており、犬や鹿など別の動物と誤認したとは考えにくいと主張される場合もある。一方で、写真や映像の多くは解像度が低く、決定的な証拠と呼べるものは存在しない。地域ニュースや噂話として広まった例も多く、伝聞的な性格が強い現象といえる。
ファントムカンガルーの正体については、動物園やサーカス、個人飼育から逃げ出したカンガルーやワラビーが一時的に目撃されたものだとする説が挙げられている。実際、オーストラリア以外の国でも有袋類が飼育されている例はあり、逸走事件が起きた記録も存在する。また、遠目で見た犬や別の動物をカンガルーと誤認した可能性、あるいは噂が誇張されて広まったケースの可能性もある。
・体格:一般的なカンガルーと同程度、またはそれ以上に大型とされる例もある
・外見:カンガルーやワラビーとほぼ同じ姿で、明確な異形性は報告されていない
・出没地域:本来カンガルー類が生息しない地域(アメリカ、イギリス、日本など)
・備考:単独で目撃される例が多く、人や犬を避ける、または追い回すといった証言もある
データ
| 種 別 | UMA |
|---|---|
| 目撃地 | アメリカほか |
| 年 代 | 1899年~ |
| 体 長 | 約1〜1.6メートル |
| 備 考 | 逃げ出したカンガルー説がある |
目撃情報
・1899年:アメリカ・ウィスコンシン州で、嵐の最中に庭を跳ね回るカンガルーのような動物が目撃される
・1934年:アメリカ・テネシー州で、大型のカンガルーが犬を襲ったという目撃談が伝えられる
・1958年:アメリカ・ネブラスカ州で、犬を追い回すカンガルーのような動物が目撃されたと報告
・1974年:アメリカ・イリノイ州シカゴ市内で、警察官が路地にいるカンガルーを目撃される
・1978年:アメリカ・ウィスコンシン州で、不鮮明ながらカンガルー状の生物を写した写真が撮影される
・1981年:イギリスで、巨大なカンガルーが跳ね回る様子を目撃される
・1999年:アメリカ・アイオワ州ウェルマンの農場で、大きな動物が牛の前を跳び越える姿が目撃される
・2000年:イギリス・ロンドン南部ルイシャムで、高さ約1.8メートルのカンガルーが4件ほど目撃される
・2002〜2009年:日本の宮城県・真山山近郊で、カンガルーのような生物が複数目撃される
・2013年:アメリカ・オクラホマ州で、野原を跳ねるカンガルーの姿がハンターによって撮影される
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