ディアマン【Deer Man】
珍奇ノート:ディアマン ― アメリカで目撃された鹿人間 ―

ディアマンとは、アメリカで目撃されている鹿のような人型UMAのこと。

外見は鹿だが人間のように二足歩行することが特徴とされている。


基本情報


概要


ディア・マンは、アメリカのオハイオ州、デラウェア州、オクラホマ州で目撃されている二足歩行の鹿のようなUMAである。鹿に酷似した姿をしているが、後ろ脚で人間のように直立する点が大きな特徴とされている。

目撃証言によれば、その外見は一見すると鹿に見えるものの、直立時には人間に近い体型となり、筋肉質で若い男性のような体つきをしていたとも語られている。また、二足歩行のまま素早く走ったとする証言や、動物の断末魔を思わせる耳をつんざくような甲高い叫び声を発したという報告もある。

確認されている目撃情報のうち、年代が特定できるものでは1993年の報告が最も古く、その後2012年にかけて散発的に同様の証言が存在する。いずれの事例も個人の体験談に基づくものであり、写真や物的証拠は確認されていない。

そのため、誤認や作り話である可能性も指摘されているが、複数の州にまたがって類似した特徴を持つ目撃談が報告されている点から、単なる創作とは断定できない存在として、現在も未確認生物の一例として語られている。

一方で、ネイティブ・アメリカンの伝承に登場する「ウェンディゴ」や「ディア・ウーマン」など、鹿と人間の要素を併せ持つ存在との関連を指摘されることもある。これらの神話的存在は、人を惑わす存在や境界的な存在として語られることが多く、ディア・マンの目撃証言と直接の関係があるかは不明であるものの、文化的背景として比較して語られることがある。

ディア・マンの特徴
・外見:二足歩行の鹿人間
・体型:筋肉質の若い男性のような体型
・脚部:犬のような形といわれることがある
・備考:甲高い叫び声を発するとも

データ


種 別 UMA、怪人
目撃地 アメリカ(オハイオ州、デラウェア州、オクラホマ州)
年 代 1993年~
体 長 不明
備 考 目撃証言によって詳細が異なる

目撃情報


オハイオ州の目撃情報(日時不明)


オハイオ州で、当時14歳だった少年がディア・マンとされる生物を目撃したと証言した。

夕暮れ時、少年がいとこの家の敷地内で遊んでいたところ、茂みの中から葉を踏みしめる音を聞いた。振り向いたところ、そこには後ろ脚で立つ鹿のような生物がいた。脚部は犬のような形状だったが、その脚で完全に直立しており、走り方も通常の鹿とは明らかに異なっていた。

驚異的な速度で走り去ったため、少年はそれがいとこの悪ふざけではないと即座に理解し、恐怖のあまり家へ逃げ帰った。その際、別のいとこも同時に家へ走り込んできており、そこで同じ生物を目撃したと語った。なお、少年の叔父も以前にこの土地で同じような生物を見たことがあると語っているという。

デラウェア州の目撃情報(1993年)


1993年、デラウェア州ホッケシンで、当時8歳だった少年が祖父母の家に滞在中に不可解な生物を目撃したと証言した。

夜間、少年が窓越しに外を見ていたところ、窓のすぐ外に鹿の横姿のようなシルエットが立っていた。それはほとんど窓に押し付けられるほど近い距離だったという。その生物を見つめていると、瞬く間にスムーズな動作で後ろ脚で立ち上がり、シルエットが鹿から人間のような姿へと変わった。

その姿は家人のいずれとも一致せず、若く筋肉質で、力強い印象の体格だった。その生物はしばらく横を向いたまま立ち止まり、後に何かを見つけたようにさっそうと立ち去ったという。

目撃者は少年時代のこの体験について、子供の頃の想像の可能性を疑ったこともあるが、鹿が人の姿へ変わった瞬間に感じた恐怖は今でも鮮明に覚えていると語っている。

オクラホマ州の目撃情報(2012年)


2012年、オクラホマ州のウィチタ山脈国立野生生物保護区で、カイル・ヘイイングとその友人がディア・マンとされる生物を目撃したと証言した。

2人は夜間に星空の撮影を行っていたが、その最中にヘラジカやバイソンなどの複数の野生動物が何かから逃げるように一斉に走り去ったので、異変を察知して車に戻ることにした。すると、その途中で草むらが激しく揺れ動いたため、2人は銃を構えた。

そこでは何も見えなかったので車に乗り込んで発進しようとすると、その瞬間に闇の中からディア・マンと思しき生物が現れた。それは、よろめくような動きでこちらへ近づいてきたため、2人は恐怖を感じて即座にその場を離れたという。

ヘイイングは後に、現地に滞在している間に耳をつんざくような甲高い叫び声を一度聞いたとも証言している。その声は狩猟時の動物の叫びに似ており、強烈な寒気を覚えるものだった。彼は、この生物について「人間ではなく、その地域で知られている野生動物でもなかった」と語っている。