ペイル・クローラー【Pale Crawler】
珍奇ノート:ペイル・クローラー ― アメリカ各地で目撃情報される地を這う者 ―

ペイル・クローラーとは、アメリカ各地で目撃されている人型のUMAのこと。

白色系の肌でやせ細った身体が特徴的で、地を這うようにして動くといわれている。


基本情報


概要


ペイル・クローラーは、アメリカ各地で目撃されている人型のUMAである。この名称は「青白い這うもの」を意味している。

外見については、全身が不自然に白い、あるいは血の気のない灰白色をしており、痩せ細った人間のような体型で、四つん這いで這う、あるいは異様な姿勢で動くといった特徴がある。ただし、目撃証言によってはバラつきがあり、眼が大きく暗闇で光る、口が大きく裂けている、金切り声をあげる、などといわれることもある。

ペイル・クローラーについては、この名称が定着する以前から類似する性質を持つ存在がアメリカ各地の民間伝承や怪談として語られてきた。特にアパラチア山脈周辺では、森や洞窟、山中といった人の生活圏と自然の境界に現れる「白い人影」や「人のようだが人ではない何か」の話が古くから伝えられている。これらは特定の固有名を持たない場合が多く、山の怪異や不気味な存在として断片的に語られてきたが、外見や行動の描写には後年になって目撃されるようになったペイル・クローラーと共通する要素が多く見られる。

目撃情報としては、1946年にヨーロッパ遠征から帰還した米軍の軍曹が、従軍中に「青白く、目が空洞のように見える想像を絶する生き物を目撃した」と語った体験談が、現在知られている中では比較的古い例とされている。ただし、この証言はペイル・クローラーという概念が存在しない時代の話であり、後年になって類似性から関連付けられたものであるため、同一の存在と見なせるかどうかについては議論の余地がある。

2000年代以降、ネット掲示板やSNSの普及によって各地での体験談が投稿されるようになると「青白い人型で異様な動きをする正体不明の存在」という共通イメージが浮かび上がり、これらの目撃談がペイル・クローラーという呼称のもとにまとめられていった。目撃談の多くは夜間に森や山道、廃屋、洞窟周辺などで体験されたとされ「人に似た姿でありながら動きや存在感に強い違和感を覚えた」という証言が繰り返し投稿されている。

正体については、未知の人型生物とする説のほか、野生動物の誤認、暗闇や恐怖による錯覚、あるいは各地の民間伝承や怪談がネット上で再構築された現代的フォークロアとする見方もある。現時点では物証や公的記録は確認されておらず、主に体験談と投稿を中心に語られるUMAとして位置付けられている。

ペイル・クローラーの特徴
・顔:目が大きく暗闇で光る
・口:大きく裂けているなど
・体色:白い、青白い、灰白色など
・体型:四肢が細く、異常に痩せて見える
・行動:四つん這いで、這うように動く
・声:金切り声に近い

ザ・レイク(The Rake)


珍奇ノート:ペイル・クローラー ― アメリカ各地で目撃情報される地を這う者 ―

ザ・レイクは、2000年代半ば頃にインターネット上の掲示板 4chan などで広まった創作怪談(クリーピーパスタ)に登場する蒼白の人型クリーチャーである。特徴として、蒼白の肌、異常に細長い四肢、夜間に現れる、という点でペイル・クローラーと共通する描写があるため、ネット上では両者が混同されることがある。

データ


種 別 UMA
目撃地 アメリカ
年 代 2008年代~
体 長 不明
備 考 目撃証言によって特徴が異なる

目撃情報


1946年4月2日


アメリカ軍第4歩兵師団所属のマッケイ軍曹がヨーロッパから帰還後に「想像を絶する生き物」を目撃したと主張した。その存在は「蒼白で、眼が空洞のようだった」とされ、「その眼は自分を見据え、貫くように感じられた」と語っている。

これがクローラーであったかどうかは、非常に古い時代の出来事であるため解釈の余地が残されている。2017年にマッケイ軍曹が死亡したことで真相は不明のままだが、本人は生涯にわたり「自分が見たものは100%現実であり、それがPTSDの原因になった」と強く主張し続けていたとされる。

1988年6月7日


アメリカのミズーリ州インディペンデンスで、セオ・クロンカ、マーティ・クロンカ、アレクシス・グレイスの3人が、友人宅へ向かう途中に大きな白い生物を目撃したとされる。その生物は、彼らが走行していた橋のガードレールを跳び越え、手のようなものを振り回したという。

また同年9月には、アイオワ州コーニングで、トラック運転手のデイブ・ブラウニングが、勤務先の倉庫の外で同様の生物が這い回っているのを目撃したと報告している。

2008年6月14日


アメリカのミシガン州ヒギンズ湖周辺の森林地帯で、正体不明の存在によるとされる事件が発生した。この出来事では、身元不明の男性2名が負傷し、1名が死亡したとされている。事件について警察は公式には「クマによる襲撃」として処理した。しかし、当時この説明には疑問が呈されており、後に失われたとされる映像には、クマでは説明できない存在が映っていたと主張する声もあった。

後年になって、この事件で目撃された、あるいは映っていたとされる存在の特徴が、ペイル・クローラーとして語られる特徴と重なる点があることから、一部のUMA研究者やネット上のコミュニティでは、ペイル・クローラーと関連性のある事例として扱われるようになった。

2010年代初頭


Redditなどのネット掲示板では、アメリカ北中部やカナダ各地において、夜間に蒼白な人型生物を目撃したとする体験談が次第に投稿されるようになった。これらの投稿では「黒く沈んだように見える眼」「異常に細長い腕や脚」「低い姿勢、あるいは這うような移動」といった特徴が共通して語られている。

各投稿には直接の関連性が示されているわけではないが、後年になってこれらの体験談が共通のイメージを持つものとして整理され「ペイル・クローラー」という呼称でまとめられていく下地になったと考えられている。

2011年頃


アメリカのイリノイ州エフィンガム付近の墓地で、トレイルカメラに「光る眼を持つ白い影」が写ったとされる写真がFacebookに投稿された。その後、この画像と投稿者の体験談はRedditなどのネット掲示板にも転載され、同じ墓地やその周辺で、これと似た存在を目撃したという書き込みが複数見られるようになった。

これらの投稿には憶測や解釈が加えられ、やがて墓地周辺の地形や近隣に存在するとされる洞窟と結びつける噂が派生した。この一連のネット上での拡散をきっかけに、エフィンガム周辺は「クローラー系の目撃地」として語られるようになっていった。

2013年7月23日


アメリカのニューヨーク州北部ナイアガラ付近で、公園レンジャーがペイル・クローラーを目撃した。この際にペイル・クローラーがカメラに映っていたとされるが、その映像はレンジャー管理当局によって「公式証拠」として押収され、このレンジャーも規律違反などを理由に解雇されたという。

2018年


アメリカのペンシルベニア州ハーシー郊外で、深夜に蒼白な生物と遭遇したという体験談がRedditに投稿された。その生物は一瞬、朽ちた鹿のようにも見えたが、体長は約6〜7フィート(約1.8〜2.1メートル)で、黒く沈んだような眼で投稿者を見つめ、その後追いかけるような動きを見せた。投稿者は強い恐怖を覚え、車でその場を離れたと記している。

2020年代


2020年以降も、Redditなどのネット掲示板を中心に、夜間の森林、山道、洞窟、暗所で蒼白な人型生物を目撃したという投稿が断続的に続いている。一部には昼間の遭遇談や、光の反射によって白く見えた可能性を示唆するものもあるが「人間に似ているが明確な違和感がある」という点は多くの投稿で共通している。

2022年4月19日


アメリカのウィスコンシン州エルクホーン付近のテル通りとブレイ通りの交差点で、ペイル・クローラーと思われる存在が目撃された。この場所の性質から、この目撃がペイル・クローラーによるものなのか、あるいはブレイ・ロードの獣と呼ばれる別のUMAであるのかについて議論が行われている。