天人(アマンチュ) ― 沖縄に伝わる伝説の巨人 ―
天人(あまんちゅ)とは、沖縄県に伝わる伝説の巨人のこと。
伝説によれば、山の上に住んでおり、村の長老に五穀の種を授けたと伝えられている。
基本情報
概要
天人(アマンチュ)は沖縄県南部の佐敷町に伝わる身の丈は3メートルの伝説の巨人で、山の上に住んでおり、その昔 村の長老の前に現れて五穀の種を授け、その育て方を教えたといわれている。なお、その住居跡と伝わる場所は今も残っており、手を合わせに行く村人もいるのだという。
また、この伝説は宇津波古の民俗芸能として今も受け継がれており「牛を連れて畑を鋤いている福人の大主の前にアマンチューが現れ、五穀の種を与え、その育て方を教える。さらに福人の大主に長者の大主の位を与えると、福人の大主は子孫と共に一家の繁栄を祈る」といった内容になっている。なお、城南市の無形文化財にも指定されているようだ。
この伝説の起源は不明だが、一説に稲作や鉄の文化を伝えた渡来人という説などがあるらしい。ちなみに、沖縄にはアマンチュの他にもサンアイ・イソバやタンナーバといった巨人伝説がいくつか存在する。
データ
種 別 | 伝説の巨人 |
---|---|
資 料 | 沖縄県の伝承 |
年 代 | 不明 |
備 考 |
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