アタカマ・ヒューマノイド ― チリで発見された奇妙な小人のミイラ ―
アタカマ・ヒューマノイドとは、2003年にチリで発見された謎の生物のミイラのこと。
尖った細長い頭を持つ小さなヒト型の生物であり、地球外生命体と思わせる奇妙な容姿となっている。
このことから当初はエイリアン説が唱えられていたが、現在では科学的に人間の胎児であると結論付けられている。
基本情報
概要
アタカマ・ヒューマノイドは 2003年にチリのアタカマ砂漠付近のゴーストタウンで発見された謎の生物のミイラで、体長15センチの小さなヒトのような姿であり、細長い頭と10対の肋骨を持っているという特徴がある。
発見された場所やミイラの特徴から「アタカマ・ヒューマノイド」「アタカマ超小人」などと呼ばれており、海外では「アタ(Ata)」「アタカマ・スケルトン(Atacama skeleton)」とも呼ばれているようだ。
このミイラは、2003年10月19日にラ・ノリアというチリ北部のゴーストタウンで発見され、発見した男性は「人間と違って9本の肋骨があり、頭が極端に長く膨らんでいて、皮膚はウロコで覆われているようだった」と語っているという。
また、アタカマ砂漠は 紀元前のミイラや地上絵が発見される場所であり、UFOの目撃多発地帯としても知られていることから、当初はエイリアンのミイラであるという説も唱えられていたようだ。
その後、2012年頃より米スタンフォード大学の研究チームによって エックス線検査・CTスキャン・DNAシーケンシングなどの詳細な分析が行われ、その結果「人間の胎児」であると結論付けられた。なお、この分析の様子はドキュメンタリー映画『シリウス(2013年)』に収められている。
データ
種 別 | 未確認生物(定説では人間の胎児) |
---|---|
発見地 | チリのラ・ノリア |
年 代 | 2003年(研究は2012年~) |
体 長 | 15センチ |
備 考 | 人間の胎児という定説になっているが、エイリアンのミイラという説もある |
アタカマ・ヒューマノイドの特徴
・体長 15センチ(千円札の横幅と同等)
・細長く尖った頭部を持つ
・10対の肋骨を持つ(ヒトは12対)
・歯は永久歯
・内臓があり、食物を消化した後が見られた
・顔面とアゴの真ん中に軽度の発育を示している
・変形した頭部については尖頭症を示している
・DNAは南米西部の固有種であることが示唆された
・DNAの9%はヒトと一致しなかった(ネコでもヒトと90%一致する)
・女性の胎児
・出生後6~8年生きていた
・死後40年ほどのミイラである
・珍しい骨の老化障害
・小人症
・脊柱側弯症
・筋肉・骨格の遺伝子変異
ミイラの謎
・頭部の変形を引き起こした突然変異の原因は特定できていない
・骨の年齢は特定できていない
・このサイズで6~8年も生きられたということが不自然
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