レプティリアン / レプトイド【Reptilian / Reptoid】
珍奇ノート:レプティリアン ― 爬虫類人型のエイリアン ―

レプティリアンとは、地球に来訪しているといわれる宇宙人の一種のこと。

鱗状の皮膚・縦長の瞳孔など、爬虫類的な特徴を持つ人型の宇宙人であるとされる。

世界的に知られ、支配階級に入り込んでいるなど様々な陰謀論が主張されている。


基本情報


概要


レプティリアンは、世界的に有名なエイリアンの一つであり、爬虫類的な特徴を持つ人型の異星人として知られている。具体的な特徴は、鱗状の皮膚・縦長の瞳孔・強靭な体格・高い知能を持つとされ、"地下基地に棲息する種族"あるいは"人類社会に潜伏する支配者層"として語られることが多い。

レプティリアン像が広く認知されるようになった背景には様々な要素がある。まず、1995年頃に元米政府契約技術者を名乗るフィル・シュナイダーが語った「ダルシー基地銃撃戦」と呼ばれる米軍に関する内部告発は、レプティリアンと地下基地を結び付けるUFO陰謀論の一つとして知られるようになった。

シュナイダーによれば、1979年にアメリカ・ニューメキシコ州ダルシー近郊のアーチュレタ・メサ地下に建設されていたダルシー基地で、作業員が誤ってグレイ型宇宙人の居住区へ侵入し、大型グレイやレプティリアンとの銃撃戦が発生したという。

なお、現代的なレプティリアン像が形成される以前から、UFO・ニューエイジ思想の分野では、りゅう座(Draco)に由来する爬虫類型宇宙人「ドラコニアン」という概念が存在しており、後のレプティリアン像にも影響を与えたとされる。

その後、1999年に陰謀論作家のデヴィッド・アイクが『大いなる秘密(The Biggest Secret)』を発表し、レプティリアンを古代から人類社会に潜伏する支配種族として体系化したことで、現在知られるレプティリアン像の基盤が形成された。

アイクによれば、レプティリアンはりゅう座方面の星系から来た異星人で、長身で血を飲み、自在に姿を変えることができると述べており、既に地球の地下に拠点を築き、世界中の陰謀の背後にいる一大勢力となっていると主張している。なお、アイクの著作は革命思想家の太田竜によって日本に紹介され、日本におけるレプティリアン認知の一助となったとされている。

2000年代以降、インターネットの普及によってレプティリアンに関する陰謀論は急速に拡散した。その過程で、王族や政治家、著名人などの権力者がレプティリアンであるという主張や、古代文明の遺物・神話上の蛇神をレプティリアンの存在を示す証拠とする解釈が広まった。2010年代にはSNSや動画サイトを通じてさらに大衆化し、レプティリアンは現代陰謀論を代表する存在の一つとなった。

一方で、2000年前後には『ラケルタファイル』という爬虫類人に関する文書もネット上で流布された。この文書は、ラケルタと名乗る女性型の爬虫類人へのインタビュー記録という形式で書かれており、ラケルタは自らの種族を恐竜から進化した地球由来の爬虫類人「サウリアン」であると述べている。また、異星系の爬虫類人も存在すると主張されており、陰謀論で語られているレプティリアン像とは異なった内容となっている。

なお、レプティリアンの外見や行動については、証言や文献によって差異がある。鱗状の皮膚を持つ裸の身体として描かれる場合もあれば、密着した衣服を着ていたとする証言も存在する。また、言語を発さずテレパシーで意思疎通を行うとされる場合もあり、グレイと同様に人知を超えた能力を持つ存在として扱われる。

分類については、後年の陰謀論資料で、支配階級とされるドラコニアン、地下施設に関わるレプティリアン、人間とレプティリアンの混血とされるハイブリッドなど、様々な派生設定が語られている。しかし、これらの分類は後代の陰謀論的解釈によって形成されたものである。

ただし、科学的にはレプティリアンの存在を裏付ける物証は確認されておらず、公的機関がその実在を認めた例もない。それにもかかわらず、レプティリアンはUFO文化・陰謀論・ネットミームの中で広く定着しており、地下基地伝承や世界支配論の象徴的存在として語られ続けている。

レプティリアンタイプの特徴
・身 長:180〜250cm程度の長身とされる(個体差が大きく、3m級の報告も存在する)
・体 型:筋肉質で強靭な体格とされ、肩幅が広く、胸部が発達している描写が多い
・体 色:緑色・暗褐色・灰緑色などの鱗状の皮膚を持つとされる
・頭 部:頭髪はなく、後頭部が後方に張り出した爬虫類的形状とされる
・顔 貌:縦長の瞳孔、平坦な鼻、横に裂けた口など爬虫類的特徴を持つとされる
・四 肢:人間に近い腕と脚を持つが、指は3〜5本で爪状の先端を持つとされる
・服 装:密着したスーツ、軍事的装備、衣服なしの描写が存在する(一様ではない)
・行 動:地下施設では組織的・軍事的に活動するとされる
・能 力:高度な知能、テレパシー、変身能力を持つとされる(一様ではない)
・備 考:特徴の多くはUFO証言・陰謀論資料に基づくもので裏付けは存在しない

レプティリアンタイプの呼称・派生概念
・レプティリアン(Reptilian):爬虫類型ヒューマノイドを指す呼称(現在最も一般的な呼称)
・レプトイド(Reptoid):爬虫類型の知的生命体を指す呼称(レプティリアンとほぼ同義)
・リザードマン(Lizard Man):トカゲ人間を意味する一般的な呼称(UMAを意味する場合あり)
・サウリアン(Saurian):恐竜から進化した爬虫類人を指す呼称(主にラケルタファイルで使用)
・スネークピープル(Snake People):蛇人間を意味する呼称(半身半蛇の神を意味する場合あり)
・ドラコニアン(Draconian):レプティリアンの上位種族・支配階級として語られる存在
・チタウリ(Chitauri):ズールー族の伝承に登場するヒト型爬虫類


データ


種 別 宇宙人
目撃地 アメリカほか
年 代 1967年~
サイズ 1.8〜2.5メートル程度と推測
備 考 主に陰謀論に基づくエイリアンであるが、ネット上には多くの情報が流通している

レプティリアンに関する主な事例


1967年 ハーバート・シェルマー事件



1967年12月3日にアメリカ・ネブラスカ州で発生したUFO遭遇・誘拐事件。警察官ハーバート・シェルマーはUFOにアブダクションされ、そこで"翼を持つ蛇の紋章を付けた異星人"と遭遇したと主張した。この事件はレプティリアンに関する最古事例として扱われることが多い。

1979年 ダルシー基地銃撃戦



1995年頃に元米政府契約技術者を名乗るフィル・シュナイダーが語った米軍地下基地に関する内部告発。シュナイダーによれば、1979年8月にニューメキシコ州アーチュレタ・メサにあるとされるダルシー地下基地にて、作業員が誤ってグレイ居住区に侵入してしまったために、米軍と異星人の間で銃撃戦が発生したとされる。この主張はレプティリアンを地下基地の存在と結び付ける陰謀論の一つとなった。

1988年 スケープ・オア・スワンプのリザードマン



1988年にアメリカ・サウスカロライナ州で報告された爬虫類型UMAの目撃事件。レプティリアンとは直接的な関係はないが、現代の爬虫類型人型存在のイメージと関連付けて紹介されることがある。

レプティリアンに関する陰謀論


フィル・シュナイダーの主張


1990年代、元米政府契約技術者を名乗るフィル・シュナイダーは講演活動を通じて「地球上には複数種族の異星人が存在し、アメリカ政府や軍がその存在を把握している」という主張を展開した。

シュナイダーは、小型グレイ大型グレイ・レプティリアンなど複数の異星人種族について言及し、これらが軍事・地下施設などと関係していると述べた。また、プレアデス星人やヴァリアント・ソーアなどのコンタクティ事件にも触れ、異星人には人類に協力する存在と敵対的な存在がいるという独自の宇宙人観を語っている。

クレド・ムトワの主張


1990年代、南アフリカのシャーマンであるクレド・ムトワは、自身のアブダクション体験やズールー族の伝承について語り、その中に登場する「チタウリ(Chitauri)」というヒト型爬虫類を異星から来た存在として解釈した。

ムトワによれば、チタウリは人類に敵対する危険な存在であり、宗教などを利用して人類を分断し、支配を企む存在とされる。また、デヴィッド・アイクとの交流を通じて、チタウリとレプティリアンを同一視する主張を展開した。これにより、アフリカの伝承とレプティリアン陰謀論が結び付けられるようになった。

デヴィッド・アイクの主張


1999年、イギリスの陰謀論作家デヴィッド・アイクは著書『大いなる秘密(The Biggest Secret)』を発表し、現代的なレプティリアン像を体系化した。アイクによれば、レプティリアンはりゅう座アルファ星系に由来する高度な知性を持つ爬虫類型異星人であり、長い歴史の中で地球に侵入し、人間社会の支配層に入り込んできたとされる。

また、レプティリアンは変身能力を持ち、人間の姿を装って政治・経済・宗教などの権力構造を操作していると主張した。具体的には、イギリス王室、アメリカ大統領、国際金融機関、秘密結社などをレプティリアンの影響下にある対象として挙げ、世界のエリート層の一部がレプティリアン、あるいはその血統を受け継ぐ存在であると述べた。さらに、人類との混血による支配階級の形成や、遺伝的支配を目的とした計画が存在するといった主張も行った。

インターネット上の陰謀論


2000年代以降、インターネットやSNSの普及により、レプティリアン陰謀論は広く拡散した。その過程で、著名人の映像や古代文明、神話などがレプティリアンの存在を示す証拠として解釈されるようになった。特に、シュメール神話のアヌンナキを古代宇宙人と解釈したゼカリア・シッチンの古代宇宙飛行士説などは、後の陰謀論においてレプティリアンと結び付けられることがあり、古代文明と爬虫類型宇宙人を関連付ける解釈の一部となった。

レプティリアンと関連付けられる考古資料


ウバイド文化の爬虫類型土偶


珍奇ノート:レプティリアン ― 爬虫類人型のエイリアン ―

1919年から1924年にかけて、現在のイラク南部に位置するテル・アル=ウバイド遺跡(Tell al-'Ubaid)で発掘された土偶の中には、細長い頭部や人間とは異なる顔つきを持つものが存在する。これらは紀元前6千年紀頃に成立したウバイド文化に属する遺物であるが、一部では「爬虫類人」を表現したものと解釈され、現代のレプティリアン陰謀論において古代から爬虫類型存在がいた証拠として取り上げられることがある。

法隆寺五重塔の塑像


珍奇ノート:レプティリアン ― 爬虫類人型のエイリアン ―

法隆寺五重塔初層の塔本塑像群は、711年頃に制作された仏教塑像群であり、一般には釈迦涅槃や弥勒浄土などの仏教説話を表現したものと解釈されている。近年では、その一部の像が爬虫類的な外見を持つとして、レプティリアンとの関連を指摘する説もみられる。

明日香村の石造物


珍奇ノート:レプティリアン ― 爬虫類人型のエイリアン ―

奈良県高市郡明日香村には、多くの石造物が残されていることで有名である。あくまで私見だが、その中の「猿石」と呼ばれる人型石像群の中に、レプティリアンを思わせる造形のものが存在している。「女」と題されてはいるが、その顔は不自然に面長であり、目鼻の彫りも浅く、爬虫類的な印象を与える造形となっている。

レプティリアンに関連する学術的視点


レプティリアンの神智学的見地


現代のレプティリアン陰謀論の源流については、19世紀の神智学や失われた大陸伝説との関連を指摘する研究者もいる。政治学者マイケル・バーカンは、レプティリアン陰謀論のルーツの一部として、神智学者ヘレナ・ブラヴァツキーが『シークレット・ドクトリン』(1888年)で語ったレムリア大陸の「ドラゴンマン」や、そこから影響を受けた蛇人間伝承を挙げている。

ブラヴァツキー自身はレプティリアンについて論じていないが、後の幻想文学やオカルト思想では、人類社会に潜伏する蛇人間や爬虫類型種族という概念が発展した。こうした思想は後年のニューエイジ思想や陰謀論に取り込まれ、デヴィッド・アイクによるレプティリアン論の形成にも影響を与えたとされる。

レプティリアンの生物学的見地


珍奇ノート:レプティリアン ― 爬虫類人型のエイリアン ―

レプティリアンという概念が広く知られる以前から、爬虫類型知的生命体の可能性について考察した例として、1982年にカナダの古生物学者デイル・ラッセルが提唱した「ディノサウロイド(Dinosauroid)」仮説が知られている。

これは、高い知能を持つトロオドン類が絶滅せず進化を続けた場合、人型の知的生物へ発展する可能性を想定した思考実験である。ディノサウロイドは科学的な仮説として提案されたものであり、レプティリアンとは直接関係しないが、その外見的特徴から後年に両者を関連付けて語られることがある。

レプティリアンに関連付けられる種族


ドラコニアンについて


珍奇ノート:レプティリアン ― 爬虫類人型のエイリアン ―

ドラコニアン(Draconian)は、りゅう座(Draco)に由来するとされる爬虫類型異星人である。レプティリアンの一種、あるいはその上位種族として扱われることが多く、主にニューエイジ思想やレプティリアン陰謀論の中で語られている。

ドラコニアンの起源については諸説あるが、現代的な概念は20世紀後半のチャネリング資料やコンタクティ文献の中で形成されたと考えられている。資料によっては、りゅう座方面の星系に由来する高度な知的生命体とされ、レプティリアン社会の支配層として描かれることもある。

2000年代以降、デヴィッド・アイクのレプティリアン陰謀論の普及に伴い、ドラコニアンはレプティリアンを統率する支配階級、あるいは人類社会を陰から支配する爬虫類型異星人として語られることが多くなった。

サウリアンについて


珍奇ノート:レプティリアン ― 爬虫類人型のエイリアン ―

サウリアン(Saurian)は、恐竜から進化したとされる爬虫類型ヒューマノイドを指す名称であり、2000年前後にネット上で流布した『ラケルタファイル』では、その詳細が具体的に語られている。

『ラケルタファイル』によれば、サウリアンは地球上の爬虫類系統から進化した地球由来の知的生命体であり、人類より遥か以前から地球に存在しており、長い進化の過程で高度な文明を築いてきたとされる。また、爬虫類的特徴を持つ人型の身体構造をしており、高い知能や暗視能力、温度感知能力、テレパシー能力など、人類を超える能力を持つ存在として説明されている。

活動拠点は地下に存在し、ドーム状のコロニーには人工光源や核融合発電などの高度な技術を用いたインフラを整備しているとされる。さらに葉巻型や円盤型のUFOを保有し、地上や太陽系内で活動しているとも述べられている。なお、宇宙には地球外起源の爬虫類型種族も存在するとされるが、それらはサウリアンとは別系統の存在であると説明されている。