ヒト型爬虫類【Reptilian humanoid】
珍奇ノート:ヒト型爬虫類 ― 爬虫類的な特徴を持つ人型生物 ―

ヒト型爬虫類とは、爬虫類的な特徴を持つヒューマノイドのこと。

神話・民俗・UMA・宇宙人・陰謀論など多様な領域で語られる概念である。


概要


ヒト型爬虫類とは、爬虫類的な特徴を持つヒューマノイドのことであり、神話・民俗・UMA・宇宙人・陰謀論など多様な領域で語られる概念である。

様々な資料を調査してきた結果、「リザードマンの系統(UMA系)」「レプトイドの系統(宇宙人系)」「神話・遺物の系統(神仏系)」のカテゴリに大別できると考えられる。

リザードマンの系統(UMA系)


リザードマン(lizard man)とは、爬虫類の特徴を持つ人型の怪物として各地で目撃されるUMAの総称である。緑色の鱗状の皮膚や二足歩行など、人型と爬虫類的外見が混在する存在として報告される。これに含まれると考えられるUMAは以下の通りである。

スケープ・オア・スワンプのリザードマン


珍奇ノート:ヒト型爬虫類 ― 爬虫類的な特徴を持つ人型生物 ―

スケープ・オア・スワンプのリザードマンは、アメリカで目撃された爬虫類人型UMAである。1988年6月、サウスカロライナ州リー郡の湿地帯で車のタイヤ交換をしていた青年が、緑色で濡れたような外見の怪物に襲われ、車の屋根に飛び乗られたと証言した。この事件は新聞やテレビで大きく報じられ、リザードマンの名は全国的に知られるようになった。

メドフォード・エアリアル・リザードマン


珍奇ノート:ヒト型爬虫類 ― 爬虫類的な特徴を持つ人型生物 ―

メドフォード・エアリアル・リザードマンは、アメリカで目撃された爬虫類人型UMAである。1990年代半ば、ウィスコンシン州メドフォード南部のハイウェイに現れたとされ、緑色のウロコ状の皮膚と大きな翼を備えた人型生物だったと報告された。また、2006年にはラクロス郡でも同様の目撃があったという。

テティス湖の怪物


珍奇ノート:ヒト型爬虫類 ― 爬虫類的な特徴を持つ人型生物 ―

テティス湖の怪物(カナダのトカゲ男)は、カナダで目撃された爬虫類人型UMAである。1972年8月、ブリティッシュコロンビア州バンクーバー島のテティス湖で遊泳中の少年2人が怪物に遭遇したとされ、うち1人は手を切り裂かれたと主張した。少年らによれば、この怪物は映画『大アマゾンの半魚人』に登場するギルマンに酷似しており、身長は約1.5メートルで、頭部や腕、脚には棘状のヒレがあり、足は水かきのある三本指だったとされる

ゲイターマン


珍奇ノート:ヒト型爬虫類 ― 爬虫類的な特徴を持つ人型生物 ―

ゲイターマンは、アメリカで目撃された爬虫類人型UMAである。1973年の夏、ニュージャージー州ニュートンとラファイエット周辺で目撃されたとされ、ワニのような外見を持つ人型生物だったと報告されている。

エアボーン・フロッグマン


珍奇ノート:ヒト型爬虫類 ― 爬虫類的な特徴を持つ人型生物 ―

エアボーン・フロッグマンは、アメリカで目撃された爬虫類人型UMAである。1880年代の夏、ニューヨーク州コニーアイランドの上空を飛行する姿が数百人に目撃されたとされ、コウモリのような翼で飛行し、カエルのような脚を持つ人型生物だったと報告されている。

ラブランド・フロッグマン


珍奇ノート:ヒト型爬虫類 ― 爬虫類的な特徴を持つ人型生物 ―

ラブランド・フロッグマンは、アメリカで目撃された爬虫類人型UMAである。1955年、オハイオ州ラブランドのリトル・マイアミ川沿いで深夜に複数体が目撃され、カエル状の頭部を持る二足歩行の生物だったと報告された。1972年には警官による目撃もあり、ラブランド周辺では地域の怪異として語られている。

河童


珍奇ノート:ヒト型爬虫類 ― 爬虫類的な特徴を持つ人型生物 ―

河童(カッパ)は、日本各地で伝承される水辺の妖怪であり、爬虫類人型UMAとして扱われることもある。日本では平安時代の書物に登場するほど古くから知られていた存在であり、甲羅や水かきのある手足、頭頂の皿などの水棲生物的な特徴を備えるとされている。

レプトイドの系統(宇宙人系)


レプトイド(Reptoid)とは、爬虫類型の知的生命体を意味する呼称であり、具体的には爬虫類の特徴を持つ人型宇宙人を指している。地球外起源の存在として語られ、鱗状の皮膚や縦長の瞳などの爬虫類的外見を備えるとされる。これに含まれると考えられる存在は以下の通りである。

レプティリアン


珍奇ノート:ヒト型爬虫類 ― 爬虫類的な特徴を持つ人型生物 ―

レプティリアン(Reptilian)は、地球に来訪しているとされる爬虫類人型のエイリアンであり、鱗状の皮膚や縦長の瞳などの爬虫類的な外見を備えているとされる。主にイギリスの陰謀論作家デヴィッド・アイクの著書によって広められた存在であり、近年では地球社会に潜伏する存在として言及されている。

ドラコニアン


珍奇ノート:ヒト型爬虫類 ― 爬虫類的な特徴を持つ人型生物 ―

ドラコニアン(Draconian)は、りゅう座(Draco)に由来するとされる爬虫類人型のエイリアンであり、レプティリアンの一種、あるいはその上位種族として語られることが多い。より大型で攻撃的な性質を持つ存在として描写され、鱗状の皮膚や角状の突起、翼を備えるとされる外見が特徴である。主に陰謀論やUFO関連文献においてレプティリアン社会の支配階級として言及される。

チタウリ


珍奇ノート:ヒト型爬虫類 ― 爬虫類的な特徴を持つ人型生物 ―

チタウリ(Chitauri)は、南アフリカのズールー族の伝承に登場するヒト型爬虫類である。1990年代にシャーマンのクレド・ムトワが、自身の体験や伝承に登場するチタウリを異星から来た存在として解釈したことで広く知られるようになった。

神話・遺物の系統(神仏系)


神話・遺物の系統とは、神話・伝承に登場する存在や、古代の遺物として残された造形資料の中に見られる、爬虫類的特徴を備えた人型存在を指す。

世界各地には「人間と爬虫類の要素が混在した姿」や「人頭蛇体の姿」で描かれる神々・怪物が伝承されており、また考古学的遺物にも同様の造形が確認される。しかし、文献資料は多くが想像図であり、遺物も造形意図が不明な例が多いため、元となった存在の姿を特定することはできない。

ここでは、神話上の半人半蛇の神々に加え、遺物として残る人頭蛇体像や爬虫類的造形を示す石像・土偶なども含めて扱うことにする。これに含まれると考えられる存在は以下の通りである。

ウバイド文化の爬虫類型土偶


珍奇ノート:ヒト型爬虫類 ― 爬虫類的な特徴を持つ人型生物 ―

1919年から1924年にかけて、現在のイラク南部に位置するテル・アル=ウバイド遺跡(Tell al-'Ubaid)で発掘された土偶の中には、細長い頭部や人間とは異なる顔つきを持つものが存在する。これらは紀元前6千年紀頃に成立したウバイド文化に属する遺物であるが、一部では「爬虫類人」を表現したものと解釈され、現代のレプティリアン陰謀論において古代から爬虫類型存在がいた証拠として取り上げられることがある。

イシュタラン


珍奇ノート:ヒト型爬虫類 ― 爬虫類的な特徴を持つ人型生物 ―

イシュタラン(Ishtaran)は、古代メソポタミアの都市・デルの守護神であり、正義と誓約を司る神として崇拝された。アッカド期の円筒印章では蛇体の神として描かれ、礼拝者と祭壇を伴う場面が確認されている。図像学的に下半身が蛇として表現される数少ない神格であり、蛇を象徴とする人型爬虫類的神として位置づけられる。なお、アッカド期の下半身が蛇の神像は、一般にはエンキとして紹介されることが多いが、学術的には正体不明の蛇神、あるいはイシュタラン、またはその使者である蛇神ニラフと推定される例が多く、本記事ではその解釈を採用している。

ニンギシュジッダ


珍奇ノート:ヒト型爬虫類 ― 爬虫類的な特徴を持つ人型生物 ―

ニンギシュジッダ(Ningishzida)は、古代メソポタミアの神であり、地下世界や植物の成長・再生と関係する神格として崇拝された。この名は「良き木の主」を意味し、生命力や循環を象徴する存在とされる。蛇との結び付きが強く、図像では二匹の交差する蛇が杖に巻きつく形や、蛇体の神として表現されることがある。冥界と再生を司る性質が蛇の脱皮と結び付けられ、古代メソポタミアを代表する蛇系神格として位置づけられている。

ナーガ / ナーギニー


珍奇ノート:ヒト型爬虫類 ― 爬虫類的な特徴を持つ人型生物 ―

ナーガ(Naga)は、インド神話や仏教・ヒンドゥー教圏の伝承に登場する蛇神・蛇族であり、半人半蛇の姿で表現されることが多い。男性のナーガに対する女性形はナーギニー(Nagini)、ナーガ族の王はナーガラージャ(Nagaraja)と呼ばれる。

図像では上半身が人間、下半身が蛇となった姿や、多頭の蛇身を持つ姿で描かれることがある。神話では水域や地下世界パータラ(Pātāla)に住む存在とされ、ヴァースキ、シェーシャ、タクシャカなどのナーガ王が知られている。蛇と水、地下世界との結び付きから、インド世界を代表する蛇神・半人半蛇の存在として位置づけられている。

リリス


珍奇ノート:ヒト型爬虫類 ― 爬虫類的な特徴を持つ人型生物 ―

リリス(Lilith)は、古代メソポタミアの夜や風に関係する女性悪霊に起源を持ち、後にユダヤ伝承で女性の姿をした悪魔的存在として発展した。伝承では夜の魔性や誘惑を象徴する存在として描かれ、翼を持つ女性像などの混成的な姿で表現されることがある。また、中世以降の解釈では蛇との結び付きが語られる場合があり、蛇の象徴を伴う女性的な超自然存在として扱われることもある。

ラミア


珍奇ノート:ヒト型爬虫類 ― 爬虫類的な特徴を持つ人型生物 ―

ラミア(Lamia)は、ギリシア・ローマ世界の伝承に登場する女性型の怪物である。古くは子供を襲う魔性の女性として語られ、後世の図像や文学では、上半身が人間の女性、下半身が蛇となった半人半蛇の姿で表現されることがある。美貌を持つ女性の姿と蛇の怪物的要素を併せ持ち、夜に人間を誘惑したり害を与えたりする存在として知られている。

エキドナ


珍奇ノート:ヒト型爬虫類 ― 爬虫類的な特徴を持つ人型生物 ―

エキドナ(Echidna)は、ギリシア神話に登場する半人半蛇の怪物であり、上半身が人間の女性、下半身が巨大な蛇として描かれる。怪物の母として知られ、テュポーンとの間にケルベロス、ヒュドラ、キマイラなど多くの怪物を産んだとされている。

ギガース


珍奇ノート:ヒト型爬虫類 ― 爬虫類的な特徴を持つ人型生物 ―

ギガース(Gigantes)は、ギリシア神話に登場する巨人族であり、大地の女神ガイアから生まれたとされる。古くは人間の姿をした巨人として描かれたが、後世の図像では下半身が蛇となった姿で表現されることがある。神々に対して反乱を起こしたギガントマキアで知られ、大地の力や野性的な破壊力を象徴する存在とされた。

ケクロプス


珍奇ノート:ヒト型爬虫類 ― 爬虫類的な特徴を持つ人型生物 ―

ケクロプス(Cecrops)は、古代ギリシア伝承に登場する半人半蛇の王であり、アテナイの初代王とされる神話的人物である。上半身は人間の男性、下半身は蛇として描かれ、アテナイの建国や祭祀、社会制度の起源と結び付けられる存在とされた。

アングイペデス


珍奇ノート:ヒト型爬虫類 ― 爬虫類的な特徴を持つ人型生物 ―

アングイペデス(Anguipedes)は、古代ローマ世界の護符や神秘的図像に見られる蛇脚を持つ人型存在の総称であり、ラテン語で「蛇の脚を持つ者」を意味する。上半身は人間として描かれ、下半身は蛇状の脚や蛇体となることが多い。特にローマ帝国期の魔術護符では、アブラクサスなどの神秘的存在がこの姿で表現されることがある。

アブラクサス


珍奇ノート:ヒト型爬虫類 ― 爬虫類的な特徴を持つ人型生物 ―

アブラクサス(Abraxas)は、ローマ帝国期の魔術的護符やグノーシス系の文献に関連して知られる神秘的存在である。図像では、雄鶏や獣の頭部、人間の胴体、蛇の脚(アングイペデス)を持つ姿で表現されることが多く、鞭や盾などの武器を携えた戦闘的な姿も見られる。護符においては、魔除けや超自然的な力を象徴する存在として用いられた。

メリジェーヌ


珍奇ノート:ヒト型爬虫類 ― 爬虫類的な特徴を持つ人型生物 ―

メリジェーヌ(Melusine)は、中世ヨーロッパの伝承に登場する女性の妖精・水の精霊的存在であり、人間の女性の上半身と蛇または魚の特徴を持つ下半身を備えた姿で描かれる。貴族の祖先や家系の守護者として語られる一方、正体を現す際には二本の尾を持つ蛇身・魚身の姿となる伝承が知られている。

伏犠 / 女媧


珍奇ノート:ヒト型爬虫類 ― 爬虫類的な特徴を持つ人型生物 ―

伏犠(ふっき)女媧(じょか)は、中国神話における始祖神であり、後世の図像では人間の上半身と蛇または龍の下半身を持つ姿で描かれる男女一対の存在である。伏犠は八卦や制度、技術の創始者として文明の基礎を築いた神とされ、女媧は人類創造や天の修復を行う創造神として知られる。蛇身と人型が融合した姿は、中国神話における生命・文明・宇宙秩序を象徴する表現の一つであり、代表的な蛇身神格として位置づけられている。

燭陰


珍奇ノート:ヒト型爬虫類 ― 爬虫類的な特徴を持つ人型生物 ―

燭陰(しょくいん)は、中国古代の神話書『山海経』に登場する人頭蛇身の神秘的存在である。人間の顔と蛇の身体を持ち、目を開くと昼、閉じると夜になり、息によって冬と夏を生み出すなど、天地の循環や自然現象を司る存在として描かれる。人頭蛇身という姿は、中国神話における蛇身神格の特徴的な表現の一つであり、自然の秩序や宇宙的な力を象徴する存在として位置づけられている。

相柳


珍奇ノート:ヒト型爬虫類 ― 爬虫類的な特徴を持つ人型生物 ―

相柳(そうりゅう)は、中国神話に登場する九つの頭を持つ蛇身の怪物であり、巨大な蛇の姿をした異形の存在として描かれる。水神・共工に仕える存在とされ、毒を含む身体によって土地を荒廃させ、山川を汚染する災厄の象徴として語られる。多頭の蛇身という特徴は中国神話における蛇性の怪物的表現を示す代表例であり、自然災害や破壊的な力を象徴する存在として位置づけられている。

共工


珍奇ノート:ヒト型爬虫類 ― 爬虫類的な特徴を持つ人型生物 ―

共工(きょうこう)は、中国神話に登場する水を司る神であり、洪水や自然の破壊力を象徴する存在である。伝承によっては人面蛇身や赤い髪を持つ姿で描かれ、水の力と異形性を備えた神として語られる。共工は九頭の蛇身を持つ相柳を従える存在とされ、怒りによって不周山に衝突し、天地の均衡を崩した神話で知られる。蛇身の特徴を持つ伝承もあるが、その本質は蛇神というより、水害と宇宙秩序の混乱を象徴する神格である。

鰐(和爾)


珍奇ノート:ヒト型爬虫類 ― 爬虫類的な特徴を持つ人型生物 ―

鰐(わに)は、日本神話に登場する生物であり、爬虫類のワニ あるいは サメの古語であるワニを指しているとされている。有名なのが、因幡の白兎の神話に登場する鰐である。また、神武天皇の祖母に当たる豊玉姫(とよたまひめ)は、竜宮に住む海神(わだつみ)の娘であり、出産時に八尋の大和邇(やひろのおおわに)という真の姿を現したとされる。『日本書紀』の本文では、八尋の大和邇の部分が龍となっており、爬虫類的な正体が示唆されている。

なお、偽書とされる『先代旧事本紀大成経』においては、初代 神武天皇の姿は「身長は一丈五寸、胴回りは一囲五寸。頭には二本の角があり、三寸ほどで雪のように白かった。尻には白い龍の尾があり、長さ六咫四寸。尾の背には大きな鱗があり、その数は七十二あった」とあり、さらにニ代 綏靖天皇、七代 孝霊天皇、十代 崇神天皇にも龍人のような身体的特徴が記されている。

多邇具久


珍奇ノート:ヒト型爬虫類 ― 爬虫類的な特徴を持つ人型生物 ―

多邇具久(たにぐく)は、日本神話に登場するヒキガエルの神である。『古事記』によれば、大国主が出雲の美保岬に居た際、海の向こうから小さな神がやって来たが、名を尋ねても答えず、誰もこの神の名を知らなかった。そこで大国主が多邇具久に尋ねると、カカシの久延毘古(くえびこ)が知っていると言うので、久延毘古に尋ねると「これは神産巣日神の子の少彦名神(すくなひこな)です」と答えたという。それだけの記述しか無いが、少彦名神にゆかりのある神社などで祀られており、擬人化して描かれることもある神である。

大物主神


珍奇ノート:ヒト型爬虫類 ― 爬虫類的な特徴を持つ人型生物 ―

大物主神(おおものぬしのかみ)は、日本神話に登場する蛇神であり、現在でも奈良県の大神神社では蛇神として祀られている。日本神話の記述では変身能力を持っていた神とされ、『日本書紀』においては、夜には人の姿で現れ、昼には小蛇の姿で現れたと記されている。

法隆寺五重塔の塑像


珍奇ノート:ヒト型爬虫類 ― 爬虫類的な特徴を持つ人型生物 ―

法隆寺五重塔初層の塔本塑像群は、711年頃に制作された仏教塑像群であり、一般には釈迦涅槃や弥勒浄土などの仏教説話を表現したものと解釈されている。近年では、その一部の像が爬虫類的な外見を持つとして、レプティリアンとの関連を指摘する説もみられる。

宇賀神


珍奇ノート:ヒト型爬虫類 ― 爬虫類的な特徴を持つ人型生物 ―

宇賀神(うがじん)は、日本の中世以降の民間信仰や神仏習合において成立した人頭蛇体の神であり、老人の頭部と蛇の身体を持つ姿で表現される。穀物・食物・福徳を司る神として信仰され、弁才天と習合した宇賀弁才天として祀られることも多い。人間の頭部と蛇身が融合した姿は、日本における代表的な蛇身神格の一つであり、生命・豊穣・財福を象徴する存在として位置づけられている。

ククルカン


珍奇ノート:ヒト型爬虫類 ― 爬虫類的な特徴を持つ人型生物 ―

ククルカン(Kukulkan)は、マヤ文明における羽毛を持つ蛇神であり、「羽毛ある蛇」を意味する名を持つ。蛇の身体に鳥の羽毛を備えた姿で表現され、風・雨・豊穣・王権・文明の伝達などと結び付けられる存在とされた。伝承では人間の姿を取る場合もあるが、基本的には羽毛蛇としての性格が中心であり、中南米に広がる羽毛蛇神信仰を代表する神格の一つである。

シパクナー


珍奇ノート:ヒト型爬虫類 ― 爬虫類的な特徴を持つ人型生物 ―

シパクナー(Sipakna)は、マヤ神話『ポポル・ヴフ』に登場する怪物であり、ワニのような性質を持つ巨人として描かれる。山を持ち上げるほどの怪力を備え、大地や山岳と結び付いた原始的な力の象徴とされる。完全な蛇体ではないものの、爬虫類的な特徴を備えた異形の存在として、中米神話における代表的な爬虫類系怪物の一つに位置づけられる。

ケツァルコアトル


珍奇ノート:ヒト型爬虫類 ― 爬虫類的な特徴を持つ人型生物 ―

ケツァルコアトル(Quetzalcoatl)は、アステカ神話における羽毛を持つ蛇神であり、その名は「羽毛ある蛇」を意味する。蛇の身体に鳥の羽毛を備えた姿で表現されるほか、人間の姿を取る神や文化英雄としても語られる。風・知識・暦・創造・豊穣などと結び付けられ、メソアメリカを代表する羽毛蛇神の一つとして知られている。

シワコアトル


珍奇ノート:ヒト型爬虫類 ― 爬虫類的な特徴を持つ人型生物 ―

シワコアトル(Cihuacoatl)は、アステカ神話に登場する女神であり、ナワトル語で「蛇の女」を意味する名を持つ。蛇と結び付いた姿で表現され、出産・母性・大地・戦争など多面的な性質を備える神として崇拝された。また、アステカ国家では統治者を補佐する高位の役職名にも用いられた。完全な蛇体ではないものの、蛇の象徴性を強く帯びた女性神格として、メソアメリカにおける蛇性を持つ女神の代表例の一つである。

ネヘブカウ


珍奇ノート:ヒト型爬虫類 ― 爬虫類的な特徴を持つ人型生物 ―

ネヘブカウ(Nehebkau)は、古代エジプト神話に登場する蛇神であり、巨大な蛇の姿を基本としながら、人間の頭部や腕を備えた姿でも描かれる。死者の魂を守護し、生命力の付与、再生、魔力や防護の力と結び付けられる存在とされた。蛇体に人間的要素を加えた混成的な姿は、エジプト神話における蛇神表現の一例であり、冥界と生命の循環を象徴する蛇神として位置づけられている。

ウアジェト


珍奇ノート:ヒト型爬虫類 ― 爬虫類的な特徴を持つ人型生物 ―

ウアジェト(Wadjet)は、古代エジプト神話に登場する蛇の女神であり、コブラの姿や女性の姿、蛇と人間の要素を組み合わせた姿で表現される。下エジプトの守護者として崇拝され、王権・太陽・防護と深く結び付いた。ファラオの額に付けられる聖蛇ウラエウスとして象徴化され、王を守護する力を持つ蛇神として知られている。

セベク


珍奇ノート:ヒト型爬虫類 ― 爬虫類的な特徴を持つ人型生物 ―

セベク(Sobek)は、古代エジプト神話に登場するワニの神であり、人間の身体にワニの頭部を備えた姿や、完全なワニの姿で表現される。ナイル川・水・豊穣・王権・軍事的な力と結び付けられ、ワニが持つ強大な力を象徴する守護神として崇拝された。

メルセゲル


珍奇ノート:ヒト型爬虫類 ― 爬虫類的な特徴を持つ人型生物 ―

メルセゲル(Meretseger)は、古代エジプト神話に登場する蛇の女神であり、コブラの姿や女性の姿、蛇と人間の要素を組み合わせた姿で表現される。テーベ西岸の王家の谷周辺の聖山を守護する存在とされ、墓を荒らす者への罰と、罪を悔いる者への赦し・治癒をもたらす女神として信仰された。蛇の姿と人間的要素を持つ表現はエジプトの蛇女神に共通する特徴であり、王墓の守護と死者の安寧を象徴する蛇の女神として位置づけられている。

アイダ・ウェド


珍奇ノート:ヒト型爬虫類 ― 爬虫類的な特徴を持つ人型生物 ―

アイダ・ウェド(Ayida Wedo)は、ハイチのヴードゥーにおける虹の女性的なロア(霊的存在)であり、巨大な蛇として表現される存在である。虹・水・豊穣・宇宙の調和と結び付けられ、蛇のロアであるダンバラの伴侶として知られる。蛇の姿を通じて天と地を結ぶ力を象徴し、西アフリカの蛇霊信仰を受け継ぐヴードゥーにおける代表的な蛇の存在の一つである。

ダンバラ


珍奇ノート:ヒト型爬虫類 ― 爬虫類的な特徴を持つ人型生物 ―

ダンバラ(Damballa)は、ハイチのヴードゥーに登場する蛇のロア(霊的存在)であり、巨大な白蛇として表現される。創造・生命力・秩序・水などと結び付けられ、虹の蛇のロアであるアイダ・ウェドの伴侶とされる。人間的な姿よりも蛇そのものの姿で表現されることが多く、西アフリカ由来の蛇信仰を受け継ぐヴードゥーにおける代表的な蛇の存在である。

イントゥロ


珍奇ノート:ヒト型爬虫類 ― 爬虫類的な特徴を持つ人型生物 ―

イントゥロ(Intulo)は、南アフリカのズールー族やコサ族の伝承に登場するトカゲの精霊であり、創造神ウンクルンクルの使者として人類に死を告げたとされる。伝承では青い頭を持つトカゲやヤモリのような姿で語られるが、現代の図像では人型爬虫類として描かれることも多い。